2011年3月17日木曜日

「針女」

電車も何とか動いているので、久しぶりにお仕事に出かけました。

途中の乗り換え駅は、電灯が半分くらいしか点いていないので薄暗いのです。おまけにエスカレーターは閉鎖されてるし。

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通勤電車に乗っている間、「針女」(しんみょう)を読みました。
有吉佐和子の書いた古い本(昭和30年代に書かれた本)です。

戦争中から戦後にかけての一人のお針子の話なのですが、東京大空襲のことなどが書かれていて、B29の爆撃によりあたり一面焼け野原になって、そこから這い上がるという話ですが、それを読んでいるといやがおうにも今の地震のことが想像されてきます。

特に食べ物のことを書いてあるところはドキッとさせられます。
戦争中、戦後は食料の配給制度があり、みんな並んで食べ物を手に入れていたという風景。
また着物などを田舎に持っていき、そこでお米や野菜と交換したという話。
それらは祖母や母からは聞かされていた話ですけれど、今のような状況にいるとほんとうに身にしみて分かります。
この本を読んでいて、これからの日本も食べ物は配給制になるかもしれない、なんて思いました。

どんな時代にも強く生き抜く庶民はいますけれど、この本は特に戦争という悲惨な体験を乗り越えていく一人の若い女性が描かれています。

これからどんなストーリーに発展するのか分かりませんが、東京の下町の風景や江戸っ子口調がひしひしと伝わって来て、とても迫力のある面白い本であることには違いありません。

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大学の生協では、パンやお弁当がたくさん売っていて、目が点になりました。
うちの近くのスーパーではこんな風景は見かけません。

とりあえずパンを買って家に持って帰りました。
なんだか買い出しに出かけたようでした。

4 件のコメント:

  1. マサ3/18/2011

    まぁ、パンやお弁当が沢山並んでいる風景は、最近とんと見たことがないわ。
    あるとこには、あるのね(驚)
    我が街では、スーパーやコンビニの棚は、いつ行っても空っぽだもの。
    日曜日に札幌の次女が帰省する予定だけど、「おみやげにパン買ってくよ」と言っているの(苦笑)
    札幌は平和なようです。

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  2. マサさん、本当にびっくりしましたよ。
    あんパンもメロンパンもサンドイッチもたっぷり売っていましたよ。
    それに食堂もちゃんとやっていて、メニューこそいつもより少なかったけれど、いろいろありました。
    札幌土産はパンなのね。
    私も朝食は絶対にパンなので、なくなると寂しいわ。
    今日は夕方の停電なくてよかったですね。

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  3. さと3/18/2011

    通勤大丈夫でしたか?
    東京のニュースを見るたびに通勤の人のご苦労を思います。
    でもパンが買えたのはよかったですね(笑)

    こちら関西でもカセットコンロや電池が品切れらしいです。
    今日お客様が言ってました。
    私は呑気でまだスーパーとか行ってなくて良く知りませんでした(汗)

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  4. まぁ、どうして関西の人が電池を買いだめするのでしょうね? ひどいですね。
    私は大学も自宅も停電になり、電車も途中までしか行けないので、どうしようもないですね。
    いろんなイベントが次々に中止になり、どこにも出かけずにアナログ生活をしています。

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