奈良旅行記録や娘の出産のため、ちょっとアップするのが遅くなりましたが、池袋にある「全国伝統工芸品センター」▼には日本各地の伝統工芸が展示・制作・販売されているので、時々寄っています。
こおは東武デパートやルミネの近くにあるのですけれど、あまり人に知られていないせいか混雑もなく、それでいて本場の工芸品を半額くらいの値段で購入することができるので、穴場的存在なのです。
先日は静岡県工芸品展というのをやっていて、静岡県内で製作されている木工品やガラス製品、織物などが展示・販売されていました。
そこで見つけたのが「駿河張下駄」▼という洒落た下駄。
これは静岡県の郷土工芸品に指定されているそうで、職人さんがそこで下駄を作っていました。
組合の方に作り方を説明していただきました。
静岡の下駄の起源というのはなんと登呂遺跡に始まったそうで、その後、時代が下り江戸時代になったとき、町人の履き物として庶民に普及したそうです。
明治時代には漆を塗った下駄や桐の下駄が登場しました。
戦後になり、紙布、布、和紙、畳、竹皮、浮世絵の描かれた素材などを張るようになったそうです。
このような細かい細工をした張下駄というのは静岡でしかないんですって。
紙が張ってあっても、濡れても大丈夫だとか。
張下駄は普通の木の下駄に比べると足にソフトな感触があり、履き心地が良さそうでした。
私が選んだのはこちらの下駄。
シックでいいでしょう?
これは私向きにSサイズでしたし、お値段もとてもリーズナブルでした。
こういうお買い物ができるととてもハッピーな気持ちになりますね。
この時はまだ9月だったので、抹茶ラテ風の単衣着物。
帯はうたどんさんからいただいた白にピンクのお花の帯です。
ざっくりした生地が気に入っています。
張下駄はなんだかもったいなくて、まだ履いていません。
茶色っぽい着物に合わせて履こうかしら?
としちゃん、下駄とはいっても草履のような下駄ですね。
返信削除この下駄はどんなときに履けばいいのかしら?
カジュアルな紬とかも大丈夫かしら。
履きやすそうな感じで私もちょっと興味があります。
さとさん、この下駄は紬や小紋にも合うといわれましたよ。濡れるのが心配でしたが、問題ないそうです。静岡は家康の影響があって、江戸時代には発達したところだそうですね。ちょっと歴史を感じました。
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