2011年12月23日金曜日

「忠臣蔵」@国立劇場

先日、皆様ご存知の「忠臣蔵」の歌舞伎を半蔵門の国立劇場▼で見てきました。


でも今回のは「元禄忠臣蔵」▼といって、歌舞伎の名脚本家・真山青果という人の作品なので、セリフが中心でとちらかというと地味なものでした。

構成は「江戸城松の廊下」で例の刃傷沙汰があった後の浅野内匠頭の話、「御浜御殿綱豊卿」(後の六代将軍家宣の話)、それに「大石最後の一日」(討ち入り後に切腹を申しつけられるまでの話)という内容で、派手な立ち回りもなく、歌舞音曲もなく、重厚な品格あるお芝居だったので、私はだいぶ眠ってしまいました。

それでも吉右衛門さんや先に襲名した又五郎さんなどの演技は立派でしたね。

国立劇場は今年は開場45周年だそうで、時の過ぎるのは早いものですね。


「45」を象徴した垂れ幕があちこちにかかっていました。

幕間には緞帳の説明もありました。
どれも素晴らしい緞帳でしたが、私が好きなのはこちら。
四季折々の花が描かれ、江戸絵画の雰囲気が醸し出されています。


実は私は今までお芝居とか歌などのチケットは、招待券で見たりとか舞台関係者から直接買ったりしていたのですけれど、今回、初めてインターネットでチケット予約をしてみました。(遅れていますね。)

これは事前にインターネットで好きな座席を選び、クレジットカードの番号を入力するだけ。
そして当日、劇場にある機械にそのクレジットカードを通すと、するっとチケットが出てくるというシステムでした。

便利ですね!

今回は安い席を買いましたが、上の方から眺めるお芝居もいいものでした。


国立劇場はちょっと交通不便なところにあるのですが、ここの良いところは、終了後にはバスが何台も待っていて、新宿や渋谷などの大きな駅に連れて行ってくれること。もちろんバス代は有料ですが、このシステムはいいですね。

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