2012年7月14日土曜日

歌舞伎鑑賞教室@国立劇場

今日は国立劇場で行われている「歌舞伎鑑賞教室」に行ってきました。

これは主に歌舞伎を見るのが初めてという人向けに、最初にレクチャーがあって、その後に歌舞伎の舞台を見るというものなのですが、チケット代金もとてもお安いし、いろいろなことを教えていただくので、お勧めですね。
高校生の団体も多く来ていました。

今回は世田谷の呉服屋さん「千歳屋さん」▼の「和服DE歌舞伎」というイベントだったので、お店で20人分くらいのチケットをまとめて購入していただき、そこに参加したのでした。

というのも千歳屋さんで生け花教室をしている真蘭さんからのお誘いがあったので、私もそのお仲間に入れていただいたのでした。

そのおかげで、レクチャーの前には、「伝統芸能情報館」▼というところでも、歌舞伎のお話や出し物についての説明を受けることができました。


ここでは「菅原伝授手習鑑」について、舞台の小道具などを見ながら係りの人から教えていただきました。ここの情報館は入場が無料なのですがいろいろと情報発信をしているところなので、お勧めですよ。

その後に劇場に入りましたが、まずは澤村宗之助さんという役者さんから分かりやすいレクチャーがありました。

なかでも面白かったのは、女形の若い役者さんが、素顔からお化粧をして美しい越元に変身するところでした。
刷毛で真っ白に顔を塗り、目尻に紅を入れて、おちょぼ口にして、着物を着て、かつらをつけていく舞台裏を見せてもらいましたが、本当にきれいになるのだなと思いました。

舞台は歌舞伎十八番の内の「毛抜」(けぬき)▼というお芝居でした。


登場人物が多く、ちょっとややこしいストーリーなのですが、事前に豆知識を教えていただいたので、良かったですね。

その後は呉服屋さんのお仲間と写真撮影。

こちらは真蘭さんと私。
真蘭さんはお母様のお着物だそうですが、可愛い柄ですよね。


それにしても、私はチビですね~。

甘いものがいただきたくなったので、真蘭さんが帝国ホテルの中にある「虎屋」に案内してくれました。

素敵なご主人も一緒に、おいしいあん密をいただきました。
ご馳走様!


おかげできょうはセレブな一日を過ごすことができました。

今日の装いは去年、名古屋の大須観音の骨董市で買った紗の着物。
雨が降っていたので、半額にしてもらったものです。


写真では分かりませんが、かなり透けているんですよ。


帯はいつもの薄紫色の模様の絽つづれ。


ワンパターンなので、淡いクリーム色の夏帯が欲しいな。

今日は呉服屋さんの集まりだったので、さすがに着物着用率は高かったですね。
みなさん、とても素敵な夏の着物でした。

これは私のちょっとした感想ですが、着物はあまりに隙ががない着付け(着物も帯も完璧)よりも、ちょっと抜けているというか、遊びがあるほうが可愛らしくていいなと思いました。
ある老婦人がお足が悪いのでしょうけれど、着物に運動靴それにステッキを持っていらっしゃいましたが、そういう姿がとても素敵に思えました。
たとえ足が悪くても、背中が曲がっていても、好きなものは着たいという気持ちが伝わってきて、よかったですよ。

2 件のコメント:

  1. 真蘭7/14/2012

    はや~!
    まさかと思いつつ飛んできたら、もうUP
    早業ですね。

    としちゃんの着物姿、こなれていて素敵でしたよ。
    新品のような紗の着物、高級品です。
    どうしてそんなに上手に買えるのかしら。
    目が肥えているのね。

    隙だらけの私の着付け、着物の着付けについて、色々課題が見つかりました。

    久々におしゃべりできて楽しかったです。
    こちらこそありがとうございました。

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  2. 真蘭さん、素敵な機会を与えていただきありがとうございました。

    家に戻ってよく見たら、歌舞伎のいろいろな資料もいただいていたので、後でゆっくり拝見させていただきますね。

    千歳屋さんではいろいろな企画をされているのですね。うちのあたりの呉服屋さんはずっとシャッターがしまっていたり、まるで古くてお客さんもいそうでなかったりしています。

    ご主人さまにもよろしくね。

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