2012年12月10日月曜日

関西着物旅 10 ~西陣織会館~

西陣方面には、これまで数回出かけたことがありました。

最近では、刺繍で有名な「貴了館」に行った時▼
この時はさとさんの車で連れて行っていただいたので、位置関係が良く分からなかったのですが。

その次は、「織成館」に行った時▼
この時は西陣あたりをかなり歩きました。

今回は地下鉄の今出川で降りて、西陣まで歩いて行くことにしました。

こちらは足利義満の室町御殿跡。
当時の華やかさは見る影もありませんでしたが・・・・。


前回通った白峯神社▼をまた通りました。
神社の前の銀杏がきれいでしたね。


今出川が堀川と交差するところのすぐ近くに「西陣織会館」はありました。
「西陣」のいわれが書かれていました。


「西陣」とは言わずと知れたことですが、かの応仁の乱で西軍の陣地だったところです。
非常に古い歴史があるのですね。

ここでは着物のファッションショーや職人さんたちの実演が行われていました。


きれいなお姉さんたちの写真を少しご紹介しますね。

豪華な振り袖姿。
右に見えるのは機織り機です。


このくらいの小紋なら、私でも着られるかしら?


黒とブルーの大胆な色合いの着物。
白い帯がすっきりとしています。


こちらは、お嬢さん向けの着物。
こういう色の帯揚げをさし色に使うのね、と参考になりました。


白っぽい訪問着。
左に見える白いピラミッドのようなオブジェは、お蚕さんでできていました。


きれいなお姉さんたちのファッションショーを楽しんだ後は、2階にある実演コーナーに行きました。

機織りをしているところです。
とても複雑な柄の帯を作っていました。
袋帯を織っているところでした。
機織り機の高さがとても高くて、うまく写真に納まりませんでした。

 
織る人は生地の裏側を見ているので、表の柄は手前にある鏡で反射して見るのだそうです。


こちらは風神・雷神の織物。
タペストリーでしょうか、とても広い幅の織物でした。
気が遠くなるほどの細かい作業をされていました。


染めの職人さんたち。

ちょっと頑固そうな職人さんでしたが、
東京から着物で来たというと、喜んで下さいました。
いろいろとおしゃべりをしてきました。


青花という汁で下絵を描いているところ。
この青い色は洗うと消えてしまうので、昔から下絵に使っているそうです。


職人さんから、お土産に入賞作品の絵ハガキをいただきました。


西陣織会館もかつては多くの人が訪れて繁栄していたのでしょうが、今では外国人客のほうが多いようです。
管内の表示もほとんどハングルか中国語でした。

日本人はあまり訪問しないのでしょうか。
ちょっと残念ですね。

(この項、まだ続きます。)

2 件のコメント:

  1. おはようございま~す
    西陣織会館 懐かしいです。
    今一度 こうして見ると、大変な作業ですね。

    大きな機織機は 母が使っていたのと ほぼ同じで、子供の頃 よく機織工場へ見に行き、穴の開いた厚紙が不思議でした。

    風神雷神 すごく大きそうで、何処に飾るのでしょうね。

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  2. ハッセルぶらっとさん、ようこそ。
    そうですか、お母様もこの大きな機械で帯を
    織っていらっしゃったのですね。
    穴の空いている厚紙で模様ができるのは不思議ですよね。
    これからはフロッピーもなくなってしまいそうですけれど、どうするのでしょうね。

    風神雷神はよほど豪邸でないと、置く場所もないし、雰囲気も合いませんね。

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