2013年4月2日火曜日

けじめの江戸小紋

着物を着るようになって、良かったと思えることの一つに、着物を通して自分の気持ちや意志を相手にも伝えられる、ということがあげられます。

たとえば、お祝いの時には、華やかな着物をまとえばそれだけで祝う気持ちを伝えられるし、楽しいひとときを過ごしたいときには、その内容に合わせた着物を着ることにより、自分も相手も楽しくなれると思うのです。

また初対面の人にお会いする時は、「私はこんな人間なの」ということを着物で表すこともできるし、印象付けることもできますね。
真面目な雰囲気を伝えたいと思う時には、かっちりとした大島紬にしたり、優しそうな雰囲気を伝えたいときには、柔らかい生地の着物にしたり・・・。

そういうことが表現できる着物って意外と便利なツールなのだなと思えるようになりました。

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さて昨日は、仕事の区切りをつけるために、地元の大学での事務手続きやら、お世話になった関係者の方にお会いしてきたのですが、「けじめ」の気持ちを表すため、その気持ちを少しは伝えようと思って、薄紫の江戸小紋にしました。
(実はこれ、1000円のリサイクル品。)

黒の帯にしましたが、朝になってパッと思いついた組み合わせです。
 
 
下手をすると旅館の仲居さんになってしまうので、Mさんに格安で譲っていただいたチューリップの帯どめをしてみました。

ご挨拶に出向いた大学は、まだ桜がきれい。
手前には、花を愛する市民グループが植えたチューリップの花も。


構内は、以前よりも、かなりお洒落な雰囲気に変身していましたね。


 ぷらぷら歩いていると、懐かしい方にもお会いできました。
やはり着物だと目立つのでしょう、声をかけられました。

黒の羽織を羽織ると入学式の付き添いのようですが、最近は大学の入学式にも付いてくる親も多いので、まぁ、いいかなと・・・。
いや、私の場合は孫の付き添いだわ~。


新しい建物にどんどんと建て替えられていました。
でもこの桜は昔のままです。


昔お世話になった研究室では、私が残していったポトスがまだ生きていた!

 
会う人ごとに「これからどうするのでですか?」と聞かれてしまいましたが、「ちょっとゆっくりさせてもらいます」と答えました。
 
ほんと、どうするのかしら、私?







4 件のコメント:

  1. siroajisai4/02/2013

    “けじめの江戸小紋”だったのですね
    私が初めて自分で作った(誂えた)着物が江戸小紋でした
    着物にはまるぞ♪というけじめだったのかも(*^。^*)

    今まで慣れ親しんだ場所をあとにするのは
    ちょっとお寂しくはありませんか?
    ポトス、元気ですね♪♪

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  2. としちゃん4/02/2013

    siroajisaiさま
    お久しぶりです。
    初めてのお誂えが江戸小紋だったのですね。
    それは正解だったでしょう。
    きっと何回も活用しているのではないかしら。

    こちらの写真に写っている場所は、ご近所なのでそれほど淋しさはないですね。
    またいつでも行けますし、かえって、気楽になれましたね。

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  3. マサ4/02/2013

    昨日、我が家の近くまで来たというのは、こういうことだったのね。
    中庭というか、オアシスのような空間が出来ましたよね。
    天気のいい日に、ここでランチをしたら気持ちいいだろうなと思いながら、いつも通っているの。

    退職の際の事務手続きって、けっこう面倒ですよね。
    事務処理の煩雑さに、かつて「辞めるのをやめたくなった」と言った同僚がいました(苦笑)

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  4. マサさん、オアシスとはいい表現ですけど、
    お金かけた割にはあまり有効活用されていないかも? というか4月1日はまだガイダンスの日で、入学式前だったから閑散としていましたね。

    私の場合、手続きはそんなに面倒ではないのよ。まだ仕事を紹介されるので、なるべく楽なのを紹介してもらいたいわ。

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