先日、目黒雅叙園で開かれている假屋崎省吾さんの華道展「百花絢爛」の入場券が当たったので、行ってきました。
目黒は30年ほど前、私が若かりしときに住んだことのあるところで、雅叙園にも何回か行ったことはあったのですが、辺りの風景が一変しているのには驚きました。
雅叙園は昭和の初期に建てられた建物で、東京都の有形文化財にも指定されているところです。
假屋崎さんはご存知のように、豪華絢爛な生け花をされる方。
今年でちょうど30周年なのだとか。
三輪明宏さんに見出されてから、テレビなどでも活躍されています。
そのような方のお花と、これまた豪華絢爛な雅叙園との組み合わせはどんなものかと思いながら出かけました。
会場はおばさまたちで超満員。
入口でちょうど假屋崎さんご本人とお会いすることができました。かなり奇抜なTシャツを着ていらっしゃいましたが、気さくな感じの方でした。お土産を買った人にサインをしていました。
目黒雅叙園といえば、百段階段が有名ですが、その間に7つのお部屋があり、それぞれ趣向がこらしてあるのですが、そこに色とりどりのお花が展示されていました。
こちらのパンフレットの右上にあるのが百段階段です。
お花はまさに「假屋崎の世界」を体現しているもので、華やかな蘭、カラフルなバラ、大きな流木などをあしらっていて、これでもかこれでもか、というほどたくさんの作品が並んでいました。
うーん、なんというか、スゴイ。
でもちょっとやりすぎという感じもしましたね。
それとお花はそれなりに素敵でしたが、お花の後ろに飾ってあった假屋崎さんプロデュースのド派手なラメ入り着物はなかったほうがすっきりしたかもしれません。
私は雅叙園の天井画などをじっくり見たかったのですが、どうもお花に気を取られてしまったという感じでした。とくに鏑木清方の部屋などは、絵画だけを拝見したかったわ。
お花を見た後は、せっかくなので、雅叙園の新しいほうの建物も見てきました。
結婚式場やチャペル、宿泊施設があるようですが、どこも豪華でした。
ちなみに、ここは日本で初めて作られた専門の結婚式場なのだとか。
和風と中国風と西洋風が混沌としている感じでした。
話の種には良いかもしれませんね。
通路には、假屋崎さんのお弟子さんたちが生けたお花が飾ってありました。やはり先生と同じようなスタイルのお花が多かったですね。
後ろの絵は、レリーフのように浮き上がった絵です。
このような絵がたくさん並んだ豪華な会場だったので、假屋崎さん流のお花とはマッチしていたように思いました。
こちらは一緒にお出かけしたSさん。
着物のカラーコンサルタントをされていらっしゃいます。
ご本人は青がお似合いになるということですが、シックなお着物に、薄い水色の帯が素敵でした。
この日は、台風の影響ですごく暑い日だったので、私は薄手の単衣着物で。
派手なお花を見るので、私にしては珍しくふくれ織の帯を締めて出かけましたが、暑くてたまりませんでした。
強風で髪がぼさぼさ。
入口には美輪明宏、神田うのなどその他多くのタレントからの胡蝶蘭がたくさん並んでしました。
ランチは駅ビルの中にある「築地植むら」で。
掘りごたつだったので、ゆっくりできました。
Sさんは目黒雅叙園は初めてだったそうで、私も久しぶりだったので、この華道展はよい機会でした。
生の假屋崎さんにもお会いできたので、まぁまぁでしたが、うちの家人などはその話をしても、まるで無関心といったふうでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿
最近、匿名さんからのコメントが多くなってきました。確認の設定をいたしましたので、ご協力よろしくお願いいたします。
「私はロボットではありません」にチエックを入れてください。
また、スマホでご覧の方は、「ウェブバージョンに表示」とすると、コメントを入力できるような仕組みになっています。by としちゃん