まずはこちらの広間に通されて、ここでお茶をいただくことになりました。
床の間にはこんな掛け軸がありました。
食前ですが、お茶とお菓子が運ばれてきました。
一年の邪気を払うという福茶(梅干のお茶)、お菓子、干菓子、昆布、くわい、干し柿、みかん、などけっこうボリュームがあって、食べきれませんでした。
パンフレットによれば、これらの食べ物はそれぞれ意味があり、たとえばみかんは代々(橙)続き栄える、くわいは良い芽がでるようにという意味があるそうです。
昆布は古くは「ヒロメ」と言われていたそうで、「広くなる」ということで、喜ぶということだそうです。
こちらは廊下に置かれていた盆栽。
今年の干支の午の置物が可愛らしかったですね。
そしてお食事は場所を移動していただきました。
なんといってもおいしかったのが、大根(聖護院大根)と油揚げの炊いたもの。とっても大きくて、柔らかくて最高でした。
数年前、やはり京都で「大根寺」というところで、大根をいただいたことがありましたが、その時のおいしさと同じくらいおいしかったですね。
他には青菜の和え物、ひじき、煮豆、漬物などがありました。
いよいよ待望の小豆粥が運ばれてきました。
お粥をいただく前には、まずお庭に飛んでくる鳥たちのために、ほんの少し、分けてあげます。
「生飯」と書いて、「さば」と読むそうです。
お粥は甘くはないのですが、とてもおいしかったです。
中にはお餅もたっぷり入っていて、お腹がいっぱいになりました。
こちらは昆布をもどして、揚げたもの。
カリカリしていておいしかったですね。
ゆったりとした気分でお粥料理をいただきました。
参加していた方も、中年のカップル、女性の二人連れなどいらっしゃいましたが、私のように一人でふらりと来た方もいらっしゃいました。予約が不要というのがよいようです。
お庭もなかなか見事でした。
南天のある廊下で記念に写真を写してもらいました。なんだか仲居さんみたい?
ここは精進料理を学べるところであり、宿泊もできるそうです。
普段は公開していないそうですが、1月の小豆粥の時と、沙羅双樹の花が咲くとき(初夏)だけ公開されるというところでした。
東林院のご参考:
JRおでかけネット▼
京都観光NAVI▼
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