2014年12月18日木曜日

ハープのように

まったくゼロの状態から三味線を習いだして、5年ほど経ちました。

三味線の構え方も座り方も、撥の持ち方すらも分からなかったのですが、下手なりにもなんとか普通に弾く程度はできるようになりました。

普通に弾く、というのは3本ある糸を1本ずつ弾いたり、下の方からすくったり、はじいたりということです。
楽譜にもいろいろ種類があるのですが、私が習っているやり方では、すくうときは「ス」、はじくときは「ハ」というように書かれているので、まぁ分かりやすいと言えば分かりやすいですね。

ところがだんだん難しい曲になってくると、いろいろな弾き方が登場してきます。


今、私がうまく弾けなくて悩んでいるのは、1の糸(手前にある太い糸)と2の糸(真ん中にある糸)を一緒に弾いて、その後に3の糸(向こう側にある細い糸)をはじくという弾き方です。

どうやってもうまく弾けずにいると、先生は「1の糸と2の糸はハープを弾くように弾いてみて」とおっしゃるのです。ポロロンといった感じかしら?

ハープと言われても、ハープも弾いたことがないので、よけいに悩みますが・・・。

そばで私の弾き方を見ていた姉弟子さんたちは、「3の糸をはじくときは、糸を手前にぐっと抑えるようにするといいわよ」とアドバイスしてくれました。

嬉しい助言、ありがとうございます。

でも、頭では分かっていても、なかなか手がついていかない、というのが現状です。

三味線など、単に「チントンシャン」と弾いているから簡単そう、と思われる方もいるかもしれませんが、いろんな弾き方もあり、私にとっては苦労の連続です。

母が残していった三味線が置いてあったので、「60の手習い」で始めた三味線ですが、うまく弾けるにはまだまだ。
道は遥か遠いですね。



2 件のコメント:

  1. もう、5年ですか。
    「頭ではわかっていても手がついていかない」って、なんかわかる気がします。
    習っている朗読もそうなんですが、先生の指摘は十分理解していても、いざ自分でやるとなるとうまくできないんですよね。
    でも、としちゃんなら、そのうち習得できそう。

    着物を楽しんでいるとしちゃんにはぴったりの趣味ですね。
    着物が先?三味線が先でしたっけ?

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  2. マサさん、そうなんですよね、頭に身体がついていかないというか、ほんとにうまくできないわ。
    マサさんの朗読も長いですよね。一度、劇を拝見したいわ。
    三味線はあそこの和楽器屋さんにFM番組に出ていただいてからのご縁ですが、その時の先生がいつもお着物を着ていて、70歳くらいだったと思うけれど、ピンクの帯を締めていたの。それがとても可愛らしくて、着物もいいなと思い始めました。でも実際に着たのはだいぶ後になりますね。
    いずれにせよ、年取ってからの趣味になります。

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