2014年12月28日日曜日

老いと若さと

クリスマスから年末年始への切り替え時期の昨日は、老いと若さの両方を一気に痛感した日でした。

老いは私の母のこと。
来年の1月には91歳の誕生日を迎えます。
それで市から誕生日健康診断の書類が届いていたので、母のいるホームまで持っていきました。

このホームは、スタッフの皆さんがとても手芸がお上手で、みんなの集まる部屋や、個人の部屋の入り口はクリスマスの手作り品が飾られていました。

それを新年用の飾りに付け替えているところでした。


こちらは母の部屋のたんすの上の写真。


ホームの方に親切にしていただいているのはとても嬉しいことです。
また歩行器があればなんとか歩けるのも嬉しいことです。
しかし、記憶がすべてなくなり、今日がいつなのか、自分のお誕生日がいつなのかも分からなくなってしまいました。
いつも新聞を手に取って、そこで日付を確認しているのです。

私もいろんな記憶が薄れていく今、母が死ぬまではぼけていられませんね。

三味線のお稽古をした後、夕方からは吉祥寺へ。

個性的なきものやさん「ゆめこもん」▼のミニ忘年会に参加させていただきました。

ハモニカ横丁にある「モスクワ」というお店でした。
でもロシア料理ではなく、イタリアンというか無国籍料理というか。


ご店主と男性おひとり以外は初対面の方ばかりでしたが、集まった方は20代から30代とお見受けする方ばかりでした。
若い方の食欲は素晴らしかったですよ。


私がひとりで平均年齢を上げてしまいましたが、活気あふれるお話で盛り上がりました。

お相撲の話、足袋の話、お能の話、着物業界の話、リサイクルきものショップ情報、テレビ業界の裏話、芸者さんの着付けの話・・・・。


こういう若い方たちとお付き合いできるのも、着物を着る生活になったからでしょうね。

吉祥寺の駅前広場も、ビミョーにカラフルに飾られていました。
夜はあまりお出かけしないのですが、昼間の吉祥寺とは別のように見えました。


若い男性の着物姿も板についていますね。

みなさま、ありがとうございました。


*****

この日の装い。

ハモニカ横丁で汚れてもよいようにと、1500円で買った地味な紬にしました。
半襟は慌てて付けた手拭い。


帯はさとさんからいただいたウールの帯。
たれのフリンジがお気に入りです。


夜のお出かけなので、今年初めてのマントを着ました。


夕方の部屋で写したので、色が全体的にくすんでいます。






4 件のコメント:

  1. ずんこ12/30/2014

    お母様、1月で91歳ですか。
    年を重ねると記憶しにくくなるのは寂しいですが、90歳を超えても歩行器を使用して歩行もでき、お元気そうなのは何よりですね。
    ホームの様子もいつみても温かく、安心して見守ってもらえますね。

    趣味の集まりもとっても楽しそう。年代を超えた付き合いが広がり素敵ですね。
    若い男性でも着物好きな方がいらっしゃるのですね。

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  2. ずんこさん、お熱が出てしまったそうですが
    大丈夫かしら。
    お仕事が終わってほっとしたのかもね。

    母はゆっくりでも食事をしっかりと食べているので、長生きしているのかもしれませんね。
    私のが先に行くかも?

    若い男の人でも、けっこうこだわって着物を着ている方もいらっしゃいますよ。おじさまたちよりも、ユニークな着方をしているかもしれませんね。
    ずんこさんのご主人も着物を着てみたら?

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  3. こんにちは、コーヒー屋です。
    本当に素敵なひとときになりました。
    皆さん楽しい人たちで、私もご一緒できて倖せです。
    またお会いする日を楽しみにしています。

    こちらのブログも、ゆっくり拝見しますね。

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  4. コーヒー屋さん、あけましておめでとうございます。
    こちらのブログにようこそ。
    ありがとうございます。

    吉祥寺では楽しいひと時が過ごせましたね。
    お相撲の番付表は、カナダに住んでいる妹にプレゼントしました。
    またお会いできるのを楽しみにしています。

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