シルジェリー着物

先月、新宿の大塚呉服店で「ろっこや」▼さんのイベントがあった時、可愛らしい着物を試着させていただきました。

着物の上から羽織っているので、ちょっとブクブクですが、鮮やかな黄色で、スラリと見える模様だし、おまけに東レのシルジェリーという繊維なので、洗えるし、とても軽くて気に入りました。

この年になると、明るい色で、軽量のものがよくなってくるのです。

お店の方たちからも、お世辞かもしれませんが、「お似合いになりますよ」と言われて、その気になりました。

今まで着たことのないものを着てみるのは、楽しいですよね。

ところが、この写真を家人に見せたところ、しばらく黙り込んでいました。
どうも気に入らない様子です。
彼の基準からすると、派手すぎるのかもしれませんね。
「眼鏡に合わない」とか「お姫様みたい」とか言われました。

私自身も、気に入ってはいたのですが、あと１０年経って後期高齢者になったら着られないかもしれないし、目立つので同じところには着て行けないかもと思いました。

それで半分あきらめました。

その後、「ゆめこもん」▼さんに別の用事で出かけた時、お店の女将さんにこの写真を見せて、「これこれでダメになってしまった」と話しました。

すると、女将さんは「シルジェリーならうちでも扱っていますよ」と見せてくださったのが、こちらの反物でした。

辛子色、緑、紫の淡い色のナデシコ模様でした。
可愛らしい小紋ですよね。
「これならご主人もうんと言うかもしれませんよ」ということで、八掛を選んで、仕立てていただくことにしました。

そして仕立て上がりましたというご連絡をいただきました。

ゆめこもんのご主人と。

さっそく着てみたのが、こちら。

帯は適当なものを締めましたが、紫でも緑でも合いそうですね。
軽いのが何よりです。
それほどポリっぽくありません。
これなら夫も文句を言わないでしょう。

裏を見ると、こういうタグがついていました。
ほんとに洗濯機で洗えるのね。

旅行の時などに、気軽にがんがんと着ていきたいですね。