今回の日帰り京都旅行は、「平八茶屋」▼に行くことが目的でした。
以前、このお店のことをテレビで見たのですが、400年以上の長い歴史を持つお店のご主人の思い入れや料理にかける意気込みなどを紹介していました。
京都の中心地からはちょっと遠い場所にあるので、なかなか普通のスケジュールでは行けないと思い、ここだけを訪ねることにしました。
場所は京都の北東部、比叡山に近い方角になります。
高野川という川のほとりに立っていました。
こちらの門をくぐって入ります。
このお店は、天正年間、安土桃山時代に初代の平八さんという人が若狭街道(京都と小浜を結ぶ鯖街道)に小さな茶店を開いたことから始まりました。
430年の歴史を重ねているそうですが、そのころから「麦飯とろろ」はここの名物だったようです。
お食事は小部屋でもいただけますが、ランチのとろろはこちらの大広間でいただきます。
「飄逸」(ひょういつ)と書かれた屏風がありました。
これは「世俗のわずらわしさを気にしないでのびのびしていること」という意味だそうです。
「月心也」と書かれた小さな屏風も立てかけられていました。
大きなガラス戸の向こうには高野川の清流と、青い紅葉が見えます。
とてもすがすがしい景色でした。
この景色を眺めながら食事がいただけるのは最高のおもてなしですね。
こちらがとろろご飯です。
なめらかなとろろと麦飯、山海の料理、煮物、澄まし汁、漬物などがついていました。
どれもよく味がしみこんでいて、おいしくいただけました。
ただし東京人の私にとって、甘くない卵焼きはちょっと味気ない感じでしたが。
デザートは寒天、牛乳かん、フルーツに抹茶がかかっていました。
金の入ったガラスの器がすてきでした。
ゆっくりとお食事をいただいて、満腹になりました。
食事が終わってからは、お庭を見学させてもらいました。
(この項、続きます)
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