こちらが材料のヨモギです。
スタッフの方が、わざわざ相模原の方まで出かけて摘んできたものだそうです。
実は私は恥ずかしながらこの年になるまで、ヨモギというモノをじっくりと手に取ったことがありませんでした。思っていた以上に立派な葉っぱでした。
このヨモギですが、日本だけでも35種類ほどあるのだそうです。
まずはヨモギの柔らかい部分だけを摘み取って、そちらは食用にします。
残りは染めに使用します。
この日は、森林インストラクターというお二人の方が染色の指導にいらっしゃっていました。
染めをする前に、ヨモギを使った染色の見本を見せてくださいました。
素材や媒染の種類によって、色がこんなに変わるのです。
ウールや絹などの動物性繊維の方が、良く染まるのが分かります。
さて染め方ですが、今回は手拭いを用意していただいたので、私は輪ゴムを使って絞りをしてみました。
半襟にして使いたいので、見えるところだけ絞ってみました。
太い輪ゴムしかなかったので、ちょっと大きめの絞りになりそうでした。
また私は麻の半襟も持参していたので、一緒に染めることにしました。
他にも板絞りの方法で染めた方もいらっしゃいました。
染める前に、濃染剤に漬けます。
こうすることによって、染めの具合が良くなるそうです。
次に、ヨモギを茹でた液体を洗面器に注ぎます。
そしてよく漬けますが、液が熱いので、結構大変です。
絞った部分にもよく浸みわたるようにしました。
約20分ほど漬けたでしょうか。
その後、みょうばんを入れた水に浸します。
そして洗面所で水を流して洗いながら、手拭いの絞りをほどきました。
こちらは板締めの方法で絞った手拭いですが、きれいな模様が出現したので、みんな大声をあげて喜びました。
その後、ロープに干して、出来上がり。
最初に漬けたほうは、オリーブグリーンのような濃い色に染まり、二番目に染めた方は、抹茶のような色になりました。
こちらの写真でも右と左の液体の色が微妙に違うのがお分かりだと思います。
また半襟は絽の目がとても美しく染め上がったので、嬉しかったですね。
この日は、汚れてもよい服装で、ということだったので、私は割烹着姿で参加しました。
染色はこれまで何回か体験しましたが、今回の方法はとても簡単で、きれいに染め上がることができました。
ご指導いただいた先生方、そしてヨモギをたくさん摘んで下さったもえぎ家さんのみなさん、どうもありがとうございました。
この後、ヨモギ大福を作ることになりました。
(この項、続きます)
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