倉敷紡績の社長であった大原孫三郎という方が、友人の画家・児島虎次郎と共に集めた世界の名画があるところです。
美術館の外観は蔦に絡まれた古風なところでした。
周囲は白壁の美しい昔ながらの町で、その光景によく合う建物でした。
ところが、門を入り、建物に近づいてみたらびっくり!
ギリシャ神殿のようだと聞いていた建物が、カラフルに装飾されていたのでした。
係りの人に聞いてみると、これはマスキングテープを意味しているのだとか。
倉敷というところは、マスキングテープ発祥の地として有名なところなんだそうです。
美術館の分館でもこのテープを使ったワークショップなども行われていたほどでした。
私はカラフルなマスキングテープに嬉しくなり、お土産屋さんに行って、孫のために可愛いマスキングテープを選んできたのです。
そして、旅行から戻り、そのテープを娘に渡したところ、
「なんでこれがお土産なの?」と言うのです。
私は「倉敷はマスキングテープで有名なんだから」と言うと、
「こういうのは100円ショップで売っているわよ。ダイソーでもセリアでも」と言うではありませんか。
せっかく孫のために買ってきたのに、東京でも売っていたのですね。
それも100円均一で!
普段はそのような可愛い文房具グッズはあまり見ないので、カラフルなマスキングテープがそれほどブームになっているとは知りませんでした。
がっかりとしましたが、4歳の孫はテープを切って、あちこちにペタペタと貼って遊んでいました。
まぁ、それだけでもいいか。
こちらは自分用に選んできたテープですが、何かの役には立つことでしょう。
名物だと思い込んでいたのが、どこにでも手に入るというのは、喜ばしいことではありますが、お土産を探すのは難しいですね。
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