ということなので、ツアー好きの夫から
「一緒に行くか?」と言われた時も、即答はできませんでした。
それでもコースの内容を見ると、ミンサー織の見学が何か所か入っていたので、それならと参加したのでした。
初めに寄ったところは、石垣島にある夕食の会場の隣にある「みね屋工房」▼という広いお店でした。
店内には、花織ミンサーのバッグや小物などがたくさんありました。
こちらの布は、海の色のようなブルーがとても素敵でした。
(お店のHPより拝借しました。)
古い機織り機も展示されていました。
次にミンサー織と出会えたのは、武富島という小さな島の「たけとみ民芸館」でした。
なんとここは入館無料。
説明する人も不在で、自由に見学してください、という雰囲気でした。
織られる前の糸。
優しい色合いでした。
こちらは男性用の帯です。
「みんさ」とは「木綿のおりもの」という意味だそうです。
石垣市と竹富町で織られている織物ですが、もともとは女性から男性に贈る帯だったそうです。
この織物の最大の特徴は、五つと四つの絣模様があることです。
これは、「いつ(五つ)の世(四つ)までも、末永く・・・。」という想いが込められているということでした。
帯の端の方にある模様は、ムカデの足のように見えるのですが、これは「足繁く通って下さい」ということを意味するのだそうです。
こちらは八重山上布。
東京で見ると、くすんだ色であまりぱっとしないのですが、竹冨島の古い工芸館で見ると、とても良い感じでした。
そして宿泊したホテルでもミンサー織の体験ができたので、夕食後の夜8時になってからトライしてみました。
アルコールが入った後なので、ちょっと手つきがおぼつかないですね。
これは見本です。
私が作ったのは小さなしおりです。
(しおりの写真が裏返しでした!)
体験証なるものまでいただきましたよ。
これを見ると、「五つと四つ」と「ムカデの足」の模様がよく分かりますね。
最終日には「みんさー工芸館」▼に行きました。
入り口にはシーサー君がお出迎え。
鮮やかに染められた糸が干してありました。
こちらでも機織り体験ができるそうです。
ただし時間がなくて、体験できずに残念でした。
昔っぽい色が素敵でしょ。
ここはミンサ織の歴史が詳しく紹介されていて、もう少し時間をかけて見たいと思いました。
そしてショップも充実していました。
インテリア用品や小物などもいろいろ販売されていましたが、私が一番素敵だと思ったのは名古屋帯でした。
こっくりとした焦げ茶色に、赤や黄色の模様が少し入っていて、ほんとに欲しいと思ったのですが、選んでいる時間が限られていたので諦めました。
お土産に頂いた絵葉書です。
とても素敵な絵葉書でした。
ミンサー織は、東京のデパートの沖縄展などでも売られるとは思いますが、きっと高くなるのでしょうね。
そんなこんなで八重山諸島ではいろいろなミンサー織と出会うことができました。
機織りもできたし、良い思い出になりました。
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