冬に京都に出かけると、宿の予約が困難な時があります。
それは1月中旬には青年会議所の総会が京都で行われるため、京都駅近辺のホテルのシングルルームの予約がなかなか取れなくなるのです。
今回も、駅近くのホテルのシングルはまるで予約が取れませんでした。
仕方なく、一昨年に利用した和室と洋室があるウィークリーマンションのようなところ▼を再び利用しました。
ここは部屋にはコンロや冷蔵庫、電子レンジなどがあり、洗濯機もそれぞれの部屋にあるので、長期滞在者には適しているところのようです。
それでも今回の部屋は前回よりも環境が良くなくて、とにかく部屋がうすら寒くて困りました。
エアコンをガンガンにつけて、予備の布団をかけましたが、どうやっても寒かった!
ということで2日目の朝はホテルを早々に引き払って、東寺の弘法市に行きました。
弘法市は毎月21日に開かれていますが、お正月の市は「初弘法」として人気があるのです。
こちらの写真はまだ早朝だったのでそれほど人は多くありませんが、だんだんと混雑してきて、通路を歩くことも困難なほどの、大変な状況になりました。
人ごみ状況だったので、あまりゆっくりと買い物を楽しむことはできませんでしたが、とりあえずお気に入りのものを見つけました。
その後で、ちょうど「京の冬の旅 非公開文化財特別公開」▼をしていたので、拝観料を払って境内の方へ入ってみました。
五重塔が池に写っていて美しい姿を見せていました。
五重塔は雷などのために4回も焼失していて、こちらの五重塔は江戸時代、徳川家光の時に建てられたものだそうです。
五重塔の一階に入りました。
初層というのだそうです。
内部の心柱を大日如来に見立て、その周囲を4つの仏と8つの菩薩が囲んでいました。
それぞれとても立派な像で、内部はできた当時は極彩色の文様が装飾されていたそうです。
素晴らしかったのは、こちらの「講堂」でした。
内部は撮影禁止なので、パンフレットを載せてみます。
講堂の中に足を入れると、なんと21体もの仏像が置かれていて、わーという声を出してしまったほどです。
これらの彫刻をするには、どれだけ多くの仏師がいたことでしょう。
また建物は、どうやって建てたのでしょう。
当時の日本には、素晴らしい技術があったのだと思いました。
次は「金堂」に入りました。
こちらには薬師如来、日光菩薩、月光菩薩がいらっしゃいました。
きれいでしたよ。
手前には十二神将という武将のような像がいました。
今回の京都旅行は1泊だけの駆け足でしたが、おいしいものをいただき、美しいものを鑑賞して、弘法市では自分用のお土産▼を買うことができました。
何よりも京都市内を元気に歩くことができ、良い思い出ができました。
一番寒い時の旅行でしたが、こちらの紬のおかげで、寒さもそれほど感じないですみました。
(この項、おしまい。)
0 件のコメント:
コメントを投稿
最近、匿名さんからのコメントが多くなってきました。確認の設定をいたしましたので、ご協力よろしくお願いいたします。
「私はロボットではありません」にチエックを入れてください。
また、スマホでご覧の方は、「ウェブバージョンに表示」とすると、コメントを入力できるような仕組みになっています。by としちゃん