新聞の中高年向けページに、「趣味について」のアンケート結果が掲載されていました。
定年退職後や子育て後に、人生をどう楽しんでいるかというアンケートで、趣味のあるなしを聞いたところ、9割の人が「趣味はある」と答えたそうです。
その内訳が気になりました。
運動系(ジョギングやサッカーなど)、メディア系(読書、芸術鑑賞など)、創作系(写真、料理、俳句、ガーデニングなど)、お出かけ系(旅行、登山など)、音楽系(バンド、合唱など)、学び系(語学、講座など)、社会系(ボランティアなど)、その他(懸賞応募、ホームパーティなど)とありました。
分類の仕方そのものもちょっと気になりますが、どうして「オシャレ系」(と、私が勝手に命名しました)というのがないのでしょう。
今どきの女性なら、年をとってもエステや美容、ヘアスタイルやネイル、アクセサリーやあるいは着るものに対して趣味を持っている人はたくさんいると思うのですが。
あるいはオシャレは、趣味には該当しないのでしょうか。
別に目くじら立てるアンケートではありませんが、私自身について言えば、旅行や読書、三味線などと同じくらい、オシャレ(私の場合は着物)に対しての趣味はもっているつもりです。(洋服に関しては趣味はありませんが)
着物に関しては、「着物を選ぶ」「着物を着る」ということだけでなく、着物の織や染についての文化を学ぶこと、産地に行って現場を見ること、着物関連の映画や文学鑑賞などと、着物をベースとした趣味は際限なく広がると思うのです。
また着物や和小物を作っているイベントにでかけたり、作っている人と知り合いになったり、着ている者同士で出会ったりと、いろいろな場に展開できる幅広い趣味だと思っています。
このアンケートを考えた人は、着ること、装うことは趣味の範囲ではないと思ったのでしょうか。
そういうことはまるで頭になかったのでしょうか。
趣味というのは、自己開発のための一つの手段であると思いますが、オシャレも趣味の一つに入れてもらいたかったですね。
ちょっと気になるアンケートでした。
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