先日、日本橋の着物問屋さんで展示会があるというので、行ってきました。
「きもの都粋」▼さんからのご案内でした。
担当者さんと一緒に、記念撮影です。
会場にはすてきな着物がたくさん展示されていました。
とても華やかな世界でした。
実は、私は、こういう催しものは苦手なんです。
だって、初対面の人に、「あなたに似合うのはこれ」とか言われて、反物をグルグル巻きにされて、あげくの果てはお買い物、ということになってしまいそうだからです。
でも私も何回か行くうちに、次第に図々しくなり、お買い物よりも、反物を作っている職人さんからお話を聞くことをメインにするようになりました。
今回は「陽道庵」の上村陽道さん▼という方のお話を楽しく伺うことができました。
京都出身の陽道さんは、お父様の後を継いで織物職人になりましたが、そのうちに陶芸の世界に行ったそうです。
それでもまた戻ってきて、織物を作るようになりました。
それは紙を使った特殊な反物でした。
使用する紙は、ご自分で植物から育てていて、それを加工して紙にして、絹と共に織り上げるのだそうです。
また書道家としても、独特な世界を作り上げていらっしゃる方で、とても味わいのある書をお書きになっていました。
でもお話をすると、おもしろいおっちゃん、といった感じの方でした。
私が持っているのは帯ですが、布を屏風のように折り畳んで、そこに色を染めたものだそうです。
そしてその上に銀粉を振りかけてあり、海のように美しいものでした。
ただし、おいそれと簡単に買えるようなものではありませんでしたので、お話を聞いただけです。
この催しでお土産に買ったのは、こちらの3枚でいくら、という半襟です。
片岡仁左衛門さんのお召物のコーナーもありました。
こちらの展示会では、ランチまで用意していただきました。
たいしたお買い物もしないのに、ご馳走様でした。
そのうちあぶく銭が入ったら、たんまりお買い物させていただきますね。
それまでは目の保養です。
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この日の装い。
呉服屋さんに行くときは、何を着ていくか、すごく気になりますよね。
あまり安物ではバカにされそうだし、といってふだん着ないようなものでは好みを分かってもらえないだろうし、ということで今回はちょっと凝った着物にしました。
結城紬のぼかしの部分に、スワトー刺繍を施したものです。
帯はお気に入りのタイシルクにしました。
この帯なら、着物の展示会でも文句ないでしょう?
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