今年も残すところ、今日限りとなりました。
病気もせず、怪我もせずに一年を過ごせたこと、ありがたいですね。
さて2017年の着物は、回数を見ると166回だったようです。
年間着用率は46パーセントでした。
と言っても、着物を着る回数を特に意識しているわけではありません。
私の場合、冠婚葬祭の着物とはご縁がないし、茶道のために着物を着ているわけでもなく、単に「フツーの着物」を着ているだけです。
それでも時にはおめかし着物も着てみたいし、コスプレ風の着物も着てみたい、というテキトーな気分で着ているので、主義主張があって着物を着ているわけではありません。
着物を着ていれば、冬は暖かいし、夏は冷房病を防ぐこともできます。
また草履を履いていれば、外反母趾の足にも優しいので、そんな理由から着物の方がラクなので着ているわけです。
来年もまた、健康に過ごせて、着物生活を楽しんでいけるといいな、と思っております。
2017年12月31日日曜日
2017年12月30日土曜日
3泊4日九州横断旅行 3 ~走った歩いた!~
今回の旅行は、団体ツアーでした。
羽田空港から福岡空港までは個別行動だったので、いったい何人の参加者がいるのか分かりませんでした。
福岡で添乗員さんの元に集合したのは、なんと47人。
すごい団体ですよね。
参加者、添乗員、運転手さんの合計49人が利用したバスはこちら。
4日間、がんばって走ってくれました。
このバスで九州の上半分を走りました。
ちょっと見づらいのですが、こちらは、バスの中に貼ってあった行程地図です。
初日は福岡空港から別府温泉まで 145キロ。
2日目は別府温泉から湯布院、高千穂峡を通って阿蘇温泉まで 195キロ。
3日目は阿蘇温泉から柳川を観光して長崎まで 235キロ。
4日目は長崎から大宰府を観光して北九州空港まで 240キロ。
合計815キロ走り抜けたようです。
そして歩いた歩数も一日1万歩以上でした。
2日目、3日目は13,000歩くらい歩いたようです。
今回はたくさん歩くことが分かっていたので、草履(カレンブロッソ)をもう一足、持参しました。
高千穂峡の山の中も歩いたし、長崎の坂道も歩いたし、階段の上り下りもたくさんありました。
かなり乱暴な履き方をしました。
それでも大丈夫。
普通の草履だったら、ダメだったかもしれませんね。
羽田空港から福岡空港までは個別行動だったので、いったい何人の参加者がいるのか分かりませんでした。
福岡で添乗員さんの元に集合したのは、なんと47人。
すごい団体ですよね。
参加者、添乗員、運転手さんの合計49人が利用したバスはこちら。
4日間、がんばって走ってくれました。
このバスで九州の上半分を走りました。
ちょっと見づらいのですが、こちらは、バスの中に貼ってあった行程地図です。
初日は福岡空港から別府温泉まで 145キロ。
2日目は別府温泉から湯布院、高千穂峡を通って阿蘇温泉まで 195キロ。
3日目は阿蘇温泉から柳川を観光して長崎まで 235キロ。
4日目は長崎から大宰府を観光して北九州空港まで 240キロ。
合計815キロ走り抜けたようです。
そして歩いた歩数も一日1万歩以上でした。
2日目、3日目は13,000歩くらい歩いたようです。
今回はたくさん歩くことが分かっていたので、草履(カレンブロッソ)をもう一足、持参しました。
高千穂峡の山の中も歩いたし、長崎の坂道も歩いたし、階段の上り下りもたくさんありました。
かなり乱暴な履き方をしました。
それでも大丈夫。
普通の草履だったら、ダメだったかもしれませんね。
2017年12月29日金曜日
紀穂子さんの作品展示販売会
旅行記の途中ですが、ちょっと前のことを書いておきます。
それは旅行に行く前日、新宿高島屋で開かれた大場紀穂子さんの陶芸品の販売展示会のことです。
彼女とは、着物の「ゆめこもん」さんを通じてのFB友達です。
伊万里や有田で焼き物を学ばれて、そして独特の色合いと風合いを持つ、陶芸品を作り出しています。
赤い色と、動物たちの絵がとてもユニークで、彼女の作品には、たくさんのファンもたくさんいらっしゃいます。
この狛犬、可愛いでしょ?
(張り子の猫のようにも見えますが。)
とても小さいのですが、形が面白い。
なんと今回は、この豆皿だけで、500個も焼いたそうですよ。
それぞれの顔が違って、面白いのです。
眉の形、口の形など、一つとして同じものはありません。
私も一つ、買い求めました。
丸顔でぼやっとしたところが、どうも私の顔に似ているようです。
きりりとしたお顔もありましたが、私はこの子が気に入りました。
紀穂子さんの作品は、色遣いが素敵て、見ているだけでも楽しいのですが、それに加えて使い勝手が良いのです。
この小さなお皿も、おつまみなどをほんのちょっぴり乗せるだけで、食卓が楽しくなります。
もちろん、大皿や土鍋などの大きな作品もあります。
そしてまた、彼女は、オシャレのセンスも抜群。
この日は、グレーのデニム着物に、鮮やかな色の帯を締めていました。
帯はちょっと長さが足りなかったそうですが、お上手に締めていました。
スラリとしていてかっこいいので、どんなお着物でもお似合いです。
これからも、新しいことに挑戦して下さいね。
私もお金がたまったら、大きなお皿を買いたいと思っています。
紀穂子さんのHPはこちら→ 「ぽち屋」▼
******
この日の装い。
とても暖かい日でしたので、羽織だけで出かけました。
日本橋きもの倶楽部で、Kさんから譲っていただいた長羽織を着てみたかったのです。
着物は、日本橋きもの倶楽部のHさんが、神楽坂のフリマで売っていたもの。
ベージュに可愛い小花が描かれていて、千円でした。
ちょいと背幅が広いのですが、羽織を着てしまえば分かりません。
帯は、今はお店が終わってしまいましたが、立川の五箇谷さんで見つけた七宝模様。
「寿ぐ」というテーマの展示会にふさわしい文様かな、と思って締めてみました。
それは旅行に行く前日、新宿高島屋で開かれた大場紀穂子さんの陶芸品の販売展示会のことです。
彼女とは、着物の「ゆめこもん」さんを通じてのFB友達です。
伊万里や有田で焼き物を学ばれて、そして独特の色合いと風合いを持つ、陶芸品を作り出しています。
赤い色と、動物たちの絵がとてもユニークで、彼女の作品には、たくさんのファンもたくさんいらっしゃいます。
この狛犬、可愛いでしょ?
(張り子の猫のようにも見えますが。)
とても小さいのですが、形が面白い。
なんと今回は、この豆皿だけで、500個も焼いたそうですよ。
それぞれの顔が違って、面白いのです。
眉の形、口の形など、一つとして同じものはありません。
私も一つ、買い求めました。
丸顔でぼやっとしたところが、どうも私の顔に似ているようです。
きりりとしたお顔もありましたが、私はこの子が気に入りました。
紀穂子さんの作品は、色遣いが素敵て、見ているだけでも楽しいのですが、それに加えて使い勝手が良いのです。
この小さなお皿も、おつまみなどをほんのちょっぴり乗せるだけで、食卓が楽しくなります。
もちろん、大皿や土鍋などの大きな作品もあります。
そしてまた、彼女は、オシャレのセンスも抜群。
この日は、グレーのデニム着物に、鮮やかな色の帯を締めていました。
帯はちょっと長さが足りなかったそうですが、お上手に締めていました。
スラリとしていてかっこいいので、どんなお着物でもお似合いです。
これからも、新しいことに挑戦して下さいね。
私もお金がたまったら、大きなお皿を買いたいと思っています。
紀穂子さんのHPはこちら→ 「ぽち屋」▼
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この日の装い。
とても暖かい日でしたので、羽織だけで出かけました。
日本橋きもの倶楽部で、Kさんから譲っていただいた長羽織を着てみたかったのです。
着物は、日本橋きもの倶楽部のHさんが、神楽坂のフリマで売っていたもの。
ベージュに可愛い小花が描かれていて、千円でした。
ちょいと背幅が広いのですが、羽織を着てしまえば分かりません。
帯は、今はお店が終わってしまいましたが、立川の五箇谷さんで見つけた七宝模様。
「寿ぐ」というテーマの展示会にふさわしい文様かな、と思って締めてみました。
2017年12月28日木曜日
3泊4日九州横断旅行 2 ~着物2枚帯1本~
3泊4日九州横断旅行から無事に帰宅しました。
今回の旅行では、着て行ったシルック着物(通称:太郎冠者シルック)と昼夜帯の他に用意したのは、別のシルック着物(通称:ブルーシルック)1枚だけでした。
この組み合わせで、4日間、別々のコーディネートができました。
小物は、色違い帯揚げ(半分が辛子色、半分がブルー)1本と、帯締め2本を鞄に入れました。
半襟は二枚重ねにして、翌日は上を剥いで使いました。
≪初日≫
太郎冠者シルックと昼夜帯の花柄面
色違い帯揚げの辛子色面
辛子色の帯締め
黒の花模様半襟
≪2日目≫
ブルーシルックと、昼夜帯のチェック面
朱色の帯揚げ
朱色の帯締め
ピンクの半襟
≪3日目≫
ブルーシルックと、昼夜帯の花柄面
色違い帯揚げの辛子色面
辛子色の帯締め
水玉の半襟
≪4日目≫
太郎冠者シルックと、昼夜帯のチェック面
色違い帯揚げのブルー面
えんじ色の帯締め
白い半襟
旅行の時はなるべく荷物を少なくしたいので、両面使える帯や、2色使える帯揚げはほんとに便利ですね。
でも、実際は寒くて、いつも黒い道行を着ていたので、コーディネートに気を使ったのは、自己満足だったようです。
今回の旅行では、着て行ったシルック着物(通称:太郎冠者シルック)と昼夜帯の他に用意したのは、別のシルック着物(通称:ブルーシルック)1枚だけでした。
この組み合わせで、4日間、別々のコーディネートができました。
小物は、色違い帯揚げ(半分が辛子色、半分がブルー)1本と、帯締め2本を鞄に入れました。
半襟は二枚重ねにして、翌日は上を剥いで使いました。
≪初日≫
太郎冠者シルックと昼夜帯の花柄面
色違い帯揚げの辛子色面
辛子色の帯締め
黒の花模様半襟
≪2日目≫
ブルーシルックと、昼夜帯のチェック面
朱色の帯揚げ
朱色の帯締め
ピンクの半襟
≪3日目≫
ブルーシルックと、昼夜帯の花柄面
色違い帯揚げの辛子色面
辛子色の帯締め
水玉の半襟
≪4日目≫
太郎冠者シルックと、昼夜帯のチェック面
色違い帯揚げのブルー面
えんじ色の帯締め
白い半襟
旅行の時はなるべく荷物を少なくしたいので、両面使える帯や、2色使える帯揚げはほんとに便利ですね。
でも、実際は寒くて、いつも黒い道行を着ていたので、コーディネートに気を使ったのは、自己満足だったようです。
2017年12月24日日曜日
3泊4日九州横断旅行 1 ~行ってきます~
これから、3泊4日九州横断旅行に出かけてきます。
往復の飛行機、ホテル代、食事代がついて、全部で3万円程度の格安ツアーです。
ただ、食事は全部は用意されていなくて、自分たちで外食する時もあるようですが、その方が良いですよね。ずっとお仕着せだと、飽きてきますものね。
ということで、別府、湯布院、高千穂、長崎、柳川、大宰府などに行ってきます。
ブログはちょっとお休みしますね。
往復の飛行機、ホテル代、食事代がついて、全部で3万円程度の格安ツアーです。
ただ、食事は全部は用意されていなくて、自分たちで外食する時もあるようですが、その方が良いですよね。ずっとお仕着せだと、飽きてきますものね。
ということで、別府、湯布院、高千穂、長崎、柳川、大宰府などに行ってきます。
ブログはちょっとお休みしますね。
2017年12月23日土曜日
舟木一夫の忠臣蔵
今月の新橋演舞場出し物は、歌舞伎ではなくて、舟木一夫の特別公演です。
となると、若い人向きではないので、私と同じ年の従妹を誘って出かけてきました。
ある一定の年齢以上でないと、舟木一夫も分かりませんものね。
彼女は昔から芸事には詳しい人なので、とても喜んでくれました。
第一部は、「忠臣蔵」のお芝居。
もちろん舟木一夫は大石内蔵助です。
浅野内匠頭は松也さん、吉良上野介は林与一。
妻のおりくは高橋惠子という、豪華版でした。
幕が開いて、最初の場面が祇園での芸者さんとのお遊びシーン、というちょっと変わった構成でした。
「花の章」ということで、紙吹雪がたくさん舞っていました。
舟木さんも松也さんも頑張っていましたよ。
討ち入りは「雪の章」ということで、夕方の部で見られるそうです。
お昼は、こちらの小さなおむすびにしました。
それでも量が多くて、全部は食べられませんでした。
中味がとてもこっていて、さすがにコンビニのおにぎりとは違いました。
第二部は、ファンにとってはお楽しみの歌謡ショー。
私は舟木一夫の歌は、「高校3年生」や「学園広場」くらいしか知りませんでしたが、そういえば「絶唱」などもヒットしましたね。
耳に優しい曲ばかりでした。
歌の合間には、大勢のファンが花束やらお土産やらを持ってきて、舟木さんに手渡しをするのです。
その数、50以上あったと思いますが、それをステージに並べながら歌うのは、壮観でしたよ。
そして舟木一夫が、歌いながらボールをバドミントンのようにして打って、そのボールをキャッチすると、特製の手拭いがもらえる、というので、みんなキャーキャーでした。
観客は99パーセントが女性、平均年齢75歳くらいでしょうか。
おばさまたちが青春を取り戻しているようでした。
舟木さんも歌手生活55年で、もうすぐ74歳だそうですが、背筋はピンとしているし、お腹も出ていないし、相変わらずスマートでした。
たまにはこういうのを見るのも、悪くはないかもね。
******
この日の装い。
従妹の母親、つまり私には叔母になりますが、その叔母が着ていた着物にしました。
もちろん昭和の着物ですが、デザインといい、色合いといい、とてもお洒落です。
従妹も「あら、懐かしいわ」と言って喜んでくれました。
帯も叔母が使っていたものです。
表は金ぴかなのですが、なんとお腹の部分に当たるところは、裏側にはこんな手拭いが使われていました。
名古屋弁ですよ。
ホントに面白い帯です。
従妹と二人で大笑いをしました。
となると、若い人向きではないので、私と同じ年の従妹を誘って出かけてきました。
ある一定の年齢以上でないと、舟木一夫も分かりませんものね。
彼女は昔から芸事には詳しい人なので、とても喜んでくれました。
第一部は、「忠臣蔵」のお芝居。
もちろん舟木一夫は大石内蔵助です。
浅野内匠頭は松也さん、吉良上野介は林与一。
妻のおりくは高橋惠子という、豪華版でした。
幕が開いて、最初の場面が祇園での芸者さんとのお遊びシーン、というちょっと変わった構成でした。
「花の章」ということで、紙吹雪がたくさん舞っていました。
舟木さんも松也さんも頑張っていましたよ。
討ち入りは「雪の章」ということで、夕方の部で見られるそうです。
お昼は、こちらの小さなおむすびにしました。
それでも量が多くて、全部は食べられませんでした。
中味がとてもこっていて、さすがにコンビニのおにぎりとは違いました。
第二部は、ファンにとってはお楽しみの歌謡ショー。
私は舟木一夫の歌は、「高校3年生」や「学園広場」くらいしか知りませんでしたが、そういえば「絶唱」などもヒットしましたね。
耳に優しい曲ばかりでした。
歌の合間には、大勢のファンが花束やらお土産やらを持ってきて、舟木さんに手渡しをするのです。
その数、50以上あったと思いますが、それをステージに並べながら歌うのは、壮観でしたよ。
そして舟木一夫が、歌いながらボールをバドミントンのようにして打って、そのボールをキャッチすると、特製の手拭いがもらえる、というので、みんなキャーキャーでした。
観客は99パーセントが女性、平均年齢75歳くらいでしょうか。
おばさまたちが青春を取り戻しているようでした。
舟木さんも歌手生活55年で、もうすぐ74歳だそうですが、背筋はピンとしているし、お腹も出ていないし、相変わらずスマートでした。
たまにはこういうのを見るのも、悪くはないかもね。
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この日の装い。
従妹の母親、つまり私には叔母になりますが、その叔母が着ていた着物にしました。
もちろん昭和の着物ですが、デザインといい、色合いといい、とてもお洒落です。
従妹も「あら、懐かしいわ」と言って喜んでくれました。
帯も叔母が使っていたものです。
表は金ぴかなのですが、なんとお腹の部分に当たるところは、裏側にはこんな手拭いが使われていました。
名古屋弁ですよ。
ホントに面白い帯です。
従妹と二人で大笑いをしました。
2017年12月22日金曜日
着物問屋さんの展示会
先日、日本橋の着物問屋さんで展示会があるというので、行ってきました。
「きもの都粋」▼さんからのご案内でした。
担当者さんと一緒に、記念撮影です。
会場にはすてきな着物がたくさん展示されていました。
とても華やかな世界でした。
実は、私は、こういう催しものは苦手なんです。
だって、初対面の人に、「あなたに似合うのはこれ」とか言われて、反物をグルグル巻きにされて、あげくの果てはお買い物、ということになってしまいそうだからです。
でも私も何回か行くうちに、次第に図々しくなり、お買い物よりも、反物を作っている職人さんからお話を聞くことをメインにするようになりました。
今回は「陽道庵」の上村陽道さん▼という方のお話を楽しく伺うことができました。
京都出身の陽道さんは、お父様の後を継いで織物職人になりましたが、そのうちに陶芸の世界に行ったそうです。
それでもまた戻ってきて、織物を作るようになりました。
それは紙を使った特殊な反物でした。
使用する紙は、ご自分で植物から育てていて、それを加工して紙にして、絹と共に織り上げるのだそうです。
また書道家としても、独特な世界を作り上げていらっしゃる方で、とても味わいのある書をお書きになっていました。
でもお話をすると、おもしろいおっちゃん、といった感じの方でした。
私が持っているのは帯ですが、布を屏風のように折り畳んで、そこに色を染めたものだそうです。
そしてその上に銀粉を振りかけてあり、海のように美しいものでした。
ただし、おいそれと簡単に買えるようなものではありませんでしたので、お話を聞いただけです。
この催しでお土産に買ったのは、こちらの3枚でいくら、という半襟です。
片岡仁左衛門さんのお召物のコーナーもありました。
こちらの展示会では、ランチまで用意していただきました。
たいしたお買い物もしないのに、ご馳走様でした。
そのうちあぶく銭が入ったら、たんまりお買い物させていただきますね。
それまでは目の保養です。
******
この日の装い。
呉服屋さんに行くときは、何を着ていくか、すごく気になりますよね。
あまり安物ではバカにされそうだし、といってふだん着ないようなものでは好みを分かってもらえないだろうし、ということで今回はちょっと凝った着物にしました。
結城紬のぼかしの部分に、スワトー刺繍を施したものです。
帯はお気に入りのタイシルクにしました。
この帯なら、着物の展示会でも文句ないでしょう?
「きもの都粋」▼さんからのご案内でした。
担当者さんと一緒に、記念撮影です。
会場にはすてきな着物がたくさん展示されていました。
とても華やかな世界でした。
実は、私は、こういう催しものは苦手なんです。
だって、初対面の人に、「あなたに似合うのはこれ」とか言われて、反物をグルグル巻きにされて、あげくの果てはお買い物、ということになってしまいそうだからです。
でも私も何回か行くうちに、次第に図々しくなり、お買い物よりも、反物を作っている職人さんからお話を聞くことをメインにするようになりました。
今回は「陽道庵」の上村陽道さん▼という方のお話を楽しく伺うことができました。
京都出身の陽道さんは、お父様の後を継いで織物職人になりましたが、そのうちに陶芸の世界に行ったそうです。
それでもまた戻ってきて、織物を作るようになりました。
それは紙を使った特殊な反物でした。
使用する紙は、ご自分で植物から育てていて、それを加工して紙にして、絹と共に織り上げるのだそうです。
また書道家としても、独特な世界を作り上げていらっしゃる方で、とても味わいのある書をお書きになっていました。
でもお話をすると、おもしろいおっちゃん、といった感じの方でした。
私が持っているのは帯ですが、布を屏風のように折り畳んで、そこに色を染めたものだそうです。
そしてその上に銀粉を振りかけてあり、海のように美しいものでした。
ただし、おいそれと簡単に買えるようなものではありませんでしたので、お話を聞いただけです。
この催しでお土産に買ったのは、こちらの3枚でいくら、という半襟です。
片岡仁左衛門さんのお召物のコーナーもありました。
こちらの展示会では、ランチまで用意していただきました。
たいしたお買い物もしないのに、ご馳走様でした。
そのうちあぶく銭が入ったら、たんまりお買い物させていただきますね。
それまでは目の保養です。
******
この日の装い。
呉服屋さんに行くときは、何を着ていくか、すごく気になりますよね。
あまり安物ではバカにされそうだし、といってふだん着ないようなものでは好みを分かってもらえないだろうし、ということで今回はちょっと凝った着物にしました。
結城紬のぼかしの部分に、スワトー刺繍を施したものです。
帯はお気に入りのタイシルクにしました。
この帯なら、着物の展示会でも文句ないでしょう?
2017年12月21日木曜日
「私の帰る処」
「源氏物語を原文で読む会」▼を主宰されている、女優の真木野透子さんのお芝居を鑑賞しました。
今回は「劇団日々刻々」▼のメンバーとしての活動でした。
源氏物語の時は、明快な口調で分かりやすい解説をきびきびとしていただいていますが、今回の劇中では「妹」の役でしたので、どちらかというと甘えん坊、ちょっぴりわがままで可愛らしい演技をされていました。
そのように、普段のお顔とは違った、女優としてのお顔を拝見することができて、ちょっと得をしたような感じでした。
会場は西武新宿線の駅から川沿いに歩いて数分の、中野区に建つ古民家「asagoro」▼でした。
江戸時代の元禄年間、このあたりに初代当主が住みはじめ、第14代当主の「浅五郎」さんという人によって、1922年(大正11年)に現在の建物が建てられました。
築90年を越す落ち着いた日本家屋でした。
現在はさまざまなレンタルスペースとして、広く活用されているようです。
当時はこの辺りはきっとすごい田舎で、キツネや狸も出没したかもしれませんね。
源氏物語の会にご一緒している、着物友だちのKさんと一緒に出かけました。
「asagoro」の家の前に立つ、Kさんです。
寒いのは苦手だそうで、防寒対策をばっちりとされていました。
庭には、みかんや柚子の木があり、のどかなところでした。
お芝居が始まる前の舞台です。
といっても、10畳くらいの昔風の和室が舞台でした。
そして、手前にある10畳くらいのスペースが観客席でした。
お芝居は「私の帰る処」という題名の通り、実家に舞い戻ってきたアラフォーの女性と、実家を守ってきた彼女のお姉さん、という二人のお芝居だけで進められました。
途中、若い女性がちょっとだけ登場しましたが、その他は姉妹の会話だけで、物語は成り立っていました。
物語の中には、現代社会が抱えるさまざまな問題点が潜んでいました。
夫婦の問題、親子の問題、認知症、こども食堂、不妊治療、相続、原発事故・・・・。
それらが物語の中に自然に融合していて、見る人の胸にチクチクと突き刺さっていくような感じでした。
これらの問題はすぐに解決できる訳ではありませんが、この姉妹は最後は楽しそうに歌って、舞台から下がって行くのでした。
いろいろと考えることの多いお芝居でした。
この舞台は、周囲が廊下になっていて、それをうまく使っていました。
今どきの家には廊下などめったにありませんが、懐かしい作りのおうちでした。
お芝居の後に、真木野さんと一緒に写真を撮らせていただきました。
まずはKさんと。
二人が眺めているのは、お芝居の小道具であるアルバムです。
実はこのアルバムには、本物の写真が貼り付けてあって、とてもリアルな作りでした。
私はどこを眺めているのでしょう。
このお芝居は二人姉妹の話ですが、私自身も二人姉妹の姉の立場です。
お芝居のお姉さんのようにしっかり者ではありませんが、若い頃には自由に振る舞っていた妹を尻目に、一人で両親を見ることになった、ということでは共通しているかもしれませんね。
それにしてもお芝居の力というのはすごいものだと思いました。
観客をぐんぐんと、その世界に誘導していきました。
映画や歌舞伎などとは異なり、演出効果や音響に頼らず、台詞だけで観客を引き込むのは、いしざわみなさんの脚本のすばらしさ、役者さんたちの演技力によるものだと思いました。
******
この日の装い。
会場は古い日本家屋なので、かなり寒いという情報があり、ちょっと厚手の紬にしました。
リサイクル着物の「ながもちや」さんで購入したものです。
写真では無地のように見えますが、ところどころに織りの模様があります。
私には、着物の胸の巾が広すぎて、肩にしわが寄ってしまうので、あまり気に入った着物ではありません。
帯は、ピンク、ブルー、白、金色などのバラが咲き乱れる派手な帯です。
普段はあまりこういう帯はしませんが、ちょっと明るい感じにしたくて、締めてみました。
それにしても長さが中途半端で、今回に限っては、3回も締め直してしまいました。
半襟にもバラの模様が刺繍してあり、黒で引き締めました。
今回は「劇団日々刻々」▼のメンバーとしての活動でした。
源氏物語の時は、明快な口調で分かりやすい解説をきびきびとしていただいていますが、今回の劇中では「妹」の役でしたので、どちらかというと甘えん坊、ちょっぴりわがままで可愛らしい演技をされていました。
そのように、普段のお顔とは違った、女優としてのお顔を拝見することができて、ちょっと得をしたような感じでした。
会場は西武新宿線の駅から川沿いに歩いて数分の、中野区に建つ古民家「asagoro」▼でした。
江戸時代の元禄年間、このあたりに初代当主が住みはじめ、第14代当主の「浅五郎」さんという人によって、1922年(大正11年)に現在の建物が建てられました。
築90年を越す落ち着いた日本家屋でした。
現在はさまざまなレンタルスペースとして、広く活用されているようです。
当時はこの辺りはきっとすごい田舎で、キツネや狸も出没したかもしれませんね。
源氏物語の会にご一緒している、着物友だちのKさんと一緒に出かけました。
「asagoro」の家の前に立つ、Kさんです。
寒いのは苦手だそうで、防寒対策をばっちりとされていました。
庭には、みかんや柚子の木があり、のどかなところでした。
お芝居が始まる前の舞台です。
といっても、10畳くらいの昔風の和室が舞台でした。
そして、手前にある10畳くらいのスペースが観客席でした。
お芝居は「私の帰る処」という題名の通り、実家に舞い戻ってきたアラフォーの女性と、実家を守ってきた彼女のお姉さん、という二人のお芝居だけで進められました。
途中、若い女性がちょっとだけ登場しましたが、その他は姉妹の会話だけで、物語は成り立っていました。
物語の中には、現代社会が抱えるさまざまな問題点が潜んでいました。
夫婦の問題、親子の問題、認知症、こども食堂、不妊治療、相続、原発事故・・・・。
それらが物語の中に自然に融合していて、見る人の胸にチクチクと突き刺さっていくような感じでした。
これらの問題はすぐに解決できる訳ではありませんが、この姉妹は最後は楽しそうに歌って、舞台から下がって行くのでした。
いろいろと考えることの多いお芝居でした。
この舞台は、周囲が廊下になっていて、それをうまく使っていました。
今どきの家には廊下などめったにありませんが、懐かしい作りのおうちでした。
お芝居の後に、真木野さんと一緒に写真を撮らせていただきました。
まずはKさんと。
二人が眺めているのは、お芝居の小道具であるアルバムです。
実はこのアルバムには、本物の写真が貼り付けてあって、とてもリアルな作りでした。
私はどこを眺めているのでしょう。
このお芝居は二人姉妹の話ですが、私自身も二人姉妹の姉の立場です。
お芝居のお姉さんのようにしっかり者ではありませんが、若い頃には自由に振る舞っていた妹を尻目に、一人で両親を見ることになった、ということでは共通しているかもしれませんね。
それにしてもお芝居の力というのはすごいものだと思いました。
観客をぐんぐんと、その世界に誘導していきました。
映画や歌舞伎などとは異なり、演出効果や音響に頼らず、台詞だけで観客を引き込むのは、いしざわみなさんの脚本のすばらしさ、役者さんたちの演技力によるものだと思いました。
******
この日の装い。
会場は古い日本家屋なので、かなり寒いという情報があり、ちょっと厚手の紬にしました。
リサイクル着物の「ながもちや」さんで購入したものです。
写真では無地のように見えますが、ところどころに織りの模様があります。
私には、着物の胸の巾が広すぎて、肩にしわが寄ってしまうので、あまり気に入った着物ではありません。
帯は、ピンク、ブルー、白、金色などのバラが咲き乱れる派手な帯です。
普段はあまりこういう帯はしませんが、ちょっと明るい感じにしたくて、締めてみました。
それにしても長さが中途半端で、今回に限っては、3回も締め直してしまいました。
半襟にもバラの模様が刺繍してあり、黒で引き締めました。
2017年12月20日水曜日
「はじめての三味線体験」の見学
市民カレッジでは、「はじめての三味線体験」▼という5回の連続講座が開かれています。
講師の今藤政智先生は、実は私の三味線の先生です。
この体験教室は、初めて三味線を触った方が、5回目には、金屏風・緋毛氈の本格的な舞台で演奏するという、驚異的な内容でなのです。
練習の成果は、「さくら」「越後獅子」「花は咲く」を演奏されるということです。
15名の方が参加されているそうで、先日、そのお稽古風景をちょっと覗いてみました。
発表会に向けてのリハーサルの最中でした。
先生は、市民カレッジのスタッフと、舞台の位置などを打ち合わせしていました。
何回か演奏していましたが、みなさん、真剣な表情でした。
三味線は、初心者にとっては音を出すだけでもうまくできないことがあるのですが、なかなか頑張っていました。
姿勢や、三味線の持ち方もきれいでした。
こちらがその成果発表会のチラシです。
実は、私も「ちょっとだけ先輩」ということで、ほんの少しですが舞台で演奏させていただきます。
先生の独奏もあるそうなので、楽しみです。
よろしければ、お誘いあわせの上、お越しくださいませ。
「三味線体験 練習成果演奏会」
月日:2017年12月22日(金)
時間:19:30~20:30
場所:調布市文化会館たづくり8階 映像シアター
講師の今藤政智先生は、実は私の三味線の先生です。
この体験教室は、初めて三味線を触った方が、5回目には、金屏風・緋毛氈の本格的な舞台で演奏するという、驚異的な内容でなのです。
練習の成果は、「さくら」「越後獅子」「花は咲く」を演奏されるということです。
15名の方が参加されているそうで、先日、そのお稽古風景をちょっと覗いてみました。
発表会に向けてのリハーサルの最中でした。
先生は、市民カレッジのスタッフと、舞台の位置などを打ち合わせしていました。
何回か演奏していましたが、みなさん、真剣な表情でした。
三味線は、初心者にとっては音を出すだけでもうまくできないことがあるのですが、なかなか頑張っていました。
姿勢や、三味線の持ち方もきれいでした。
こちらがその成果発表会のチラシです。
実は、私も「ちょっとだけ先輩」ということで、ほんの少しですが舞台で演奏させていただきます。
先生の独奏もあるそうなので、楽しみです。
よろしければ、お誘いあわせの上、お越しくださいませ。
「三味線体験 練習成果演奏会」
月日:2017年12月22日(金)
時間:19:30~20:30
場所:調布市文化会館たづくり8階 映像シアター
2017年12月19日火曜日
帯展@花邑 2017
「花邑」の帯展にお邪魔するのは、何回目になるかしら。
毎回、楽しませていただいています。
帯展は、花邑の帯工房で帯作りを学んでいらっしゃる生徒さんたちの作品展です。
今回は、池袋から歩いて、ここまでお邪魔しました。
まずはカフェでお抹茶をいただいて、のんびりとしました。
そして、ゆるゆると帯展の見学です。
こちらは、着物友だちのSさんの作品です。
牡丹のお花でしょうか。
艶やかでとても素敵でした。
早く、この帯を彼女が締めたところを見たいですね。
順不同に載せてみます。
ずらりと並んだ帯たち。
夏帯もありました。
大胆な模様が素敵。
黒地の帯は、やはり良いですね。
これは写真ではよく分かりませんが、とてもカラフルな昼夜帯です。
水玉のように見える柄がとても可愛らしかったです。
皆さんの力作です。
こちらは黒のレースの端切れを継ぎ足して作ったもの。
とてもゴージャスでした。
こちらはアザミの模様がとても良かったです。
これは楽しい。
恵比寿様でしょうか。
羽裏を使って帯にされたようです。
この染め帯のすごいところは、型紙までご自分で切り抜いて作っていらっしゃったことです。ほんとに一からご自分で作ったのですね。
お人形さんの模様がとても可愛い帯でした。
帯作りに夢中になると、どんな布でも、帯に作ってみたくなるのでしょうね。
みなさんのアイディアには圧倒されました。
いつものことながら、素晴らしい帯展でした。
毎回、楽しませていただいています。
帯展は、花邑の帯工房で帯作りを学んでいらっしゃる生徒さんたちの作品展です。
今回は、池袋から歩いて、ここまでお邪魔しました。
まずはカフェでお抹茶をいただいて、のんびりとしました。
そして、ゆるゆると帯展の見学です。
こちらは、着物友だちのSさんの作品です。
牡丹のお花でしょうか。
艶やかでとても素敵でした。
早く、この帯を彼女が締めたところを見たいですね。
順不同に載せてみます。
ずらりと並んだ帯たち。
夏帯もありました。
大胆な模様が素敵。
黒地の帯は、やはり良いですね。
これは写真ではよく分かりませんが、とてもカラフルな昼夜帯です。
水玉のように見える柄がとても可愛らしかったです。
皆さんの力作です。
こちらは黒のレースの端切れを継ぎ足して作ったもの。
とてもゴージャスでした。
こちらはアザミの模様がとても良かったです。
これは楽しい。
恵比寿様でしょうか。
羽裏を使って帯にされたようです。
この染め帯のすごいところは、型紙までご自分で切り抜いて作っていらっしゃったことです。ほんとに一からご自分で作ったのですね。
お人形さんの模様がとても可愛い帯でした。
帯作りに夢中になると、どんな布でも、帯に作ってみたくなるのでしょうね。
みなさんのアイディアには圧倒されました。
いつものことながら、素晴らしい帯展でした。