ところが、その浜名湖の隣には、佐鳴湖(さなるこ)という小さな湖があるのです。
私も今までは全然知りませんでしたが、今回、浜松方面に出かけて、佐鳴湖の存在を知って、行ってきました。
佐鳴湖は、こんな感じのところです。
住宅街の中に、急に湖が現れたので、びっくりしました。
周囲が5キロ程の小さな湖ですが、ちょうどジョギングをするにはよい大きさのところのようで、何人もの人が湖の周りを走っていました。
そんな場所に、着物姿のおばさんがウロウロしていたので、走る人には、ちょっと邪魔だったかもしれません。
なぜ、この湖に行ったかと言うと、この近くに浜松市博物館▼というのがあり、そこで原始時代の展示を見て、刺激を受けたからです。
浜松市博物館は、浜松駅からバスで15分くらい行ったところにあります。
博物館の近くには縄文時代の遺跡が残っていて、シジミがたくさん見つかったので「蜆塚」と呼ばれています。
なぜシジミかと言うと、当時は佐鳴湖のあたりは太平洋と続く入り江だったという説明がありました。
今は住宅地のところが、かつては海だったと分かると、とても興味が沸いてきました。
それで佐鳴湖まで行ってみようと思ったのです。
こちらが浜松市博物館です。
これが展示されていたシジミ。
すごい量ですよね。
私も4000年前のシジミを触ってみました。
今のシジミよりも大きかったですね。
マスコットのシジ丸ちゃん。
博物館の人に尋ねたところ、佐鳴湖までは歩いて20分くらいと言われましたが、知らないところを探しながら歩いたので、30分くらいかかったかしら?
縄文時代の人がシジミを取っていた場所で、現代人がジョギングをしている、というのもなんとなく感慨深いものがありましたよ。
佐鳴湖の近くには、浜松医療センターというとても大きな病院がありました。
超現代的な治療をするところなのでしょうね。
浜松市内では、佐鳴予備校の立派な看板も見ましたよ。
静岡だけでなく、岐阜や愛知にも佐鳴予備校というのがあるようです。
浜松まで行って、縄文時代のシジミに触れたり、知らないところを30分も歩いたりして、普通のツアーでは味わえない満足感を得ることができました。
浜松にはいろいろな顔があるのだと思いました。
(この項、続きます)
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