もう若くはない人生を振り返ってみると、「とりあえず、やってみようか」というスタンスで生きてきたような気がします。
自主性がないといえば、それまでですが、人生はそれほど自分の力や気持ちだけで進んで行くものではないと思います。
よほど嫌いなことでない限りは、受けて立つ(というとかっこよいのですが)というか、受け入れてみるのも良いのではないか、と思うこの頃です。
たまたま出会ったり、たまたまお誘いがあったりして、そういった他力本願(?)から物事が進んで行く、ということが多いような気もします。
私の場合は、若い時、雑誌を作っている会社で人物紹介記事を書くように言われて、その人のことを知るために、まるで自分とは無関係だった資料を読んだりすることがありました。
またその後、地元のFMラジオで、インタビュー番組を作るようになり、対象者のことを知るために、その方が携わっている趣味なども、とりあえず真似事で何種類も体験することが、多くありました。
そういう経験があったので、どなたからお誘いがあったりすると、「とりあえず、やってみようか」という気持ちで関わって行くことが多いような気がします。
そんなこんなで、3月4日に開催される「伝統文化交流会」には、なんと日本舞踊で参加することになりました。
去年▼は長唄三味線で参加しました。
今年は三味線での出演はないのですが、いっしょに三味線を習っているMさんから日本舞踊のお誘いがありました。
それで、体験コースに参加して、図々しくも先生や研修生の皆様と一緒に「元禄花見踊り」を踊ることになりました。
この曲は、三味線で弾いたことがあるので、曲は知っているのですが、楽器の場合は、楽器が音を出してくれるのでいいのですが、踊りは自分の身体を使って動かないことには始まらないので、大変です。
そしてfacebookのお友達も誘って、体験組は3名となりました。
他のお二人はお若くて、お美しいので、それだけで絵になるのですが、私の場合は、「冥途の土産」という感じです。
せめて舞台で転ばないように、頑張ります。
あと何年、元気でいられるか分かりませんが、足腰が立つうちは、「とりあえず、やってみようか」精神でいってみようかと思っております。
真剣にご自分の道を切り開いている方には申し訳ないとは思いますが、ばあさんのたわごととして、お許しくださいね。
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この日の装い。
先生から「なるべく派手に」と言われているので、お稽古ですが、当日の衣装を着てみました。
フリマで買った、ポリエステルのド派手な着物です。
ミニサイズのポリ着物はなかなか見つからないのですが、1500円だったので、即購入。
緑の帯は、川越のリサイクル着物屋さんで買って、一度も締めたことのなかったものです。
当日は、文庫結びに締めるそうです。
自分で選ばないものをやるというのは、確かに枠が広がりますよね。
返信削除私の場合はシリーズコンサート。自分ではぜったチケットを買って行かないものも
中にはありますが、それがまたとても良かったりします。
若いころから女性はもっと浮気になれと言われましたが、どうも私はひとつのことに執着しがちです。そんなにキャパがないのです。
最近能の世界に魅かれてきて、少し行ってみたいと思い世界が少しだけ広がりました。
それでも今年新しい出会いがいくつかあり、刺激的でした。
としちゃんは好奇心旺盛と言うか、元気で行動力がすごいですね。
そうですね、たまには他の人に着物を選んでもらったりするのも、
返信削除おもしろいですよね。
カンカンはとても物事に真摯に取り組んでいるのが分かるし、
それをきちんと理解しようという姿勢があります。
私はいい加減というか、知らないことならやってみよう、と思っているだけなので、いつまでたっても上達しませんね。