謡の音読会に参加してきました。
これは、2月に受講した「声に出して読む 謡音読会」▼のアフター版です。
もっと学んでみたいという人たちが自主的に集まって、小早川修先生にご指導をお願いした会です。
今回の曲は「井筒」でした。
世阿弥の作なのですね。
これは在原業平が登場する「伊勢物語」の井筒を元にしたものですね。
「井筒」は高校の古典の教科書に載っていたので、懐かしいですね。
男女の幼馴染をテーマにしたお話ですね。
そして私は、「源氏物語」の中に出てくる夕霧(光源氏の息子)と、いとこである雲居の雁の関係を思い出します。彼ら二人も「井筒」でした。
音読会は、まずザーッと声を出して読んでみて、その後に先生が解説をされます。
そして情景を思い浮かべながら、もう一度声を出して読みます。
次にはシテ役、ワキ役に分かれて、順番に読みました。
大きな声でゆっくりと読むのは、けっこう体力を使うものです。
最後には先生が、「くせ」と呼ばれる部分を、謡って下さいました。
こちらは参考資料ですが、私の祖母はこういう教本で謡を謡っていました。
子どもの時はまるで興味がありませんでしたが、今となれば、文字の隣に付いている点々が懐かしいですね。
その後で、私たちもほんのちょっとだけ謡いましたが、謡曲の音の上げ下げは、合っているのか間違っているのか、よくわかりませんね。
おまけは、「井筒」のDVD鑑賞でした。
この講座には、着物友だちのKさんをお誘いしてみました。
彼女は金沢のお生まれなので、小さいころから能楽が身の回りにあったそうです。
おじいさまが謡曲をされていたそうで、いろいろなことをご存じでした。
次回は「葵上」を学ぶ予定です。
声を出してみるのは、楽しいですね。
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この日の装い。
気温は高ったのですが、湿度のない、からっとした日でしたので、袷の着物にしました。
先日の「今昔きもの大市」▼でいただいてきた、黒の着物です。
十文字の柄が入っています。
帯は、ピンクの芯のない帯を合わせてみました。
本当はもう少しシックな組み合わせにしたほうが良かったのかもしれませんが、黒×ピンクという組み合わせは、好きなのです。
今度井筒を国立能楽堂に見に行くことになりました。日経の企画で
返信削除ネットで案内が来たので申し込んだら特別観賞席が当たりました。
2つあってもう一つは大原御幸と野村万作の狂言でそちらにも魅かれたのですが
井筒の方にしました。としちゃんは能に詳しくなっているので
演題を見てきっとわかるのでしょうね。私はまだ3回目ですが、
楽しみです。ワークショップも楽しいですが、じっくり鑑賞できるのも
いいですね。
まぁ、特別鑑賞関ですか。真正面なのかしら?
返信削除私も能はそれほど見ていません。
そして三味線で同じタイトルの曲があるのですが、全然違うのですよ。
井筒は、古典の時間に習いましたよね?
先生の名前が出てこないわ。
今度はエラーで届かなかったので、もう一度書いています。
返信削除特別席は真正面ではなく、中間の斜めの席で、通常よりお値段が安くなっていました。
日経会員のために確保したという感じでしょうか・・・
井筒は古文の教科書に載っていたのは覚えています。言葉として印象に残りますね。
原典は何だったか、先生は伊藤だったか、荒木だったかお名前はさっぱり覚えていませんが
背の低いおじいさんだったですよね?
コメント欄のエラーが多いようですいません。
返信削除今日は京舞を能楽堂で見てきましたが、真正面の一番前、階段のところでしたよ。
自由席でしたので、早く行ってよかったわ。
伊藤先生は数学の先生ではなかったかしら。小柄な先生。
荒木先生?は覚えていないな。
うーん、顔は浮かぶのですけど、名前が出てこなくて、気持ち悪いわ。
私も斜め席ですが、前から2番目問う問題ない席でした。
返信削除古文の先生、私も気になりますが、荒木先生という先生は
存在していなかったみたい。国語だと丸尾先生か池ケ谷という名前もありました。
漢詩をやっていた時と、学年によってか二人の先生に習ったような気がします。
伊藤先生は数ⅢBの先生だったかしらね。
あー、思い出したわ、丸尾先生でした。
返信削除古宇田先生という、小柄な先生もいらっしゃったと思うけど、
古文ではなかったっけ?
古文は役に立っていると思いますが、
漢詩は今の時代にどうなのかしらね?
中国語を習った方が早いような気もしますが。
というか、今の授業内容は全然分からないわね。