2018年5月20日日曜日

中央線沿線 12,000歩

昨日は中央線の沿線を12,000歩も歩いてきましたよ。


最初は新宿から中央線に乗り、阿佐ヶ谷駅北口にある「古美道」▼という骨董品や宝石を扱う会社の展示販売会でした。
ここは住宅街の中にある一軒家で、グーグルMAPを頼りに15分くらい歩いてようやく到着しました。
ご店主は野武士を彷彿とさせる男子でした。
こちらの表札にあるロゴマークは、日本列島を表しているそうです。


着物と帯の他には、由緒あるアンティーク帯留が所狭しと並べられていました。
着物友だちのKさんが、お手伝いをされていました。


私は単衣に合う帯を探していたのですが、なかなか思うように見つからずに残念でした。
でも、介護の話や孫育ての話に花を咲かせてきました。

その後はまた中央線に乗り、阿佐ヶ谷駅から八王子駅まで。
八王子はかなり人が多い町ですが、駅から住宅街を20分ほど歩いて、「足袋と袴と鞄」▼へ行きました。


ワモノヤトウキョウジョウの城主さんと、彼の学生時代からの友人の鞄作りの方の展示会でした。
会場では数人の方が、足袋づくりをしていました。
みなさん、お好きな布で、チクチクと針を動かしていました。
城主の袴への愛情は素晴らしいものでした。
ずらりと並んだ袴は、みんな、手作りの袴です。
それぞれの布に思い入れがあり、お話は尽きませんでした。


鞄はしっかりとした作りで、長く愛用できそうでした。
小さいころから「お医者さんが持っている黒い鞄」がお好きだったそうで、中を開けたら聴診器でも出てくるような鞄もありました。
ガバッと大きく開く口金が使いやすそうでした。


皮の端切れで作られた小物もたくさんありました。
こちらはお土産にした「ケーブルホイホイ」。
ごちゃごちゃになりがちなケーブルを、これできちんとまとめるのです。


袴愛に溢れた城主と記念撮影。


その後は八王子市内を10分ほど歩いて、今年の4月に新しいお店に移転した坂本呉服店▼へ。
お茶屋さんの敷地に建てられたお店で、三角の天井からは明るい光が差し込み、とても素敵でした。
着物屋さんとは思えないようなところでした。


ディスプレイもとてもセンスがあります。


以前のお店よりもスペースは狭くなったかもしれませんが、精選されたものだけが置いてあるので、客としては選びやすいと思いました。


どの品も、店主のセンスが光っていました。
ここでも一重の着物用の帯を探したのですが、なかなかなくて、諦めかけていたところ、素敵な反物に目が吸い付けられてしまいました。
(このお話は、またいつか後で)
帯を探すつもりが、反物に化けてしまいましたが、満足なお買い物ができました。

ということで、あちこち歩いて中央線沿線の旅は、12,000歩になりました。
日本の古き良きものを探し求める目利きの店主、モノ作りが大好きで自由に生きている城主、新しいセンスで着物を売る女性店主、それぞれの皆様のお城に寄らせていただきました。
素敵な皆様にお会いできて、楽しい時間を過ごせました。

******

この日の装い。

かなり暑い上に、たくさん歩くことが予想されていたので、迷わずセオアルファー着物にしました。


帯は、以前、トウキョウジョウで買ったピンクの帯。
城主に見せてきました。
ちょっと春向きですが、薄手で芯がないので暑い時には良いのです。



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