先日、日比谷シャンテの「都粋」▼さんの会社の展示会「遊美の会」にお邪魔してきました。
ここで、とても貴重な体験をさせていただきました。
それは、ムガシルク着物の試着です。
ムガシルクというのは、インドのアッサム地方だけにしか生息しない特別な野蚕から、手で紡がれた絹織物のことです。
「ゴールデンシルク」とも呼ばれ、金色の糸をしていて、ごく少量しか採れないため、お値段も非常に高いものです。
そのムガシルクを、京都西陣の「名月蘆」というお店のコーナーで試着させていただきました。
私から「着たい」と言ったのはなくて、店員さんの推薦があったので、その言葉に甘えたのですよ。いくらなんでも、それほど図々しくはありません。
写真では色が濃くなってしまっていますが、淡い美しい紫色と、緑色の横段でした。
ちょいとドヤ顔をしていますね。
とても軽くて、着心地が良かったです。
帯、帯揚げ、帯締めとも、お店の方に選んでいただきましたが、どれも素敵でしたよ。
ちなみに、お値段は200ウン十万円とのこと。
このような展示会では、ふだん私が着用しているような着物の何倍も何十倍もするようなものがずらりと並んでいるので、目の保養だけです。
着用一回当たりのコストを考えたら、買えるようなお値段ではありません。
他のお店では、「聖徳太子が締めていたものと同じ」という唐織の帯も見せていただきました。
なんでも東京国立博物館には本物の帯の端切れがあるそうで、それを再現したものだとか。
ただしそんな高級な帯を締める機会は、私にはありえないことでしょう。
お話だけ承っておきました。
着物展示会があった、自由が丘の町並みです。
こちらは会場の入り口。
大きな看板があったので、すぐに分かりました。
玄関は、ちょっと京都っぽい雰囲気でしたね。
右側の着物姿の男性は、「都粋」のKさんです。
事前に参加費を払っていたので、老舗のウナギ屋さんでご馳走もいただけました。
ウナギの雑炊でしたが、よいお出しの味がしました。
ご馳走様でした。
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