先日、FB友達のHさんのお誘いを受けて、新橋演舞場で「蘭 ~緒方洪庵 浪華の事件帳~」を見てきました。
このお芝居は、松竹新喜劇の藤山扇治郎さんなどを始めとする常連さんたちに加えて、宝塚スターだった北翔海莉▼さんがゲスト出演された時代劇で、若き日の緒方洪庵(章)と男装の麗人・東儀左近の物語です。
二人は「天然痘を無くしたい」という同じ思いを持ち、大坂の闇と戦っていきます。
舞台は、松竹新喜劇のお芝居に加えて、かっこいい殺陣や、現代風のダンスなどが組み合わさったものでした。
北翔海莉さんという方は初めて見ましたが、宝塚では男役をされていたということで、すらりと背が高く、何より歌が抜群にお上手な方でした。
袴姿の男装役がとてもぴったりで、完全に主役になっていましたね。
北翔さんは、もともと扇治郎さんのおばさんである藤山直美さんの大ファンだそうで、それがご縁でこのお芝居に出演されたのだとか。
私は宝塚の世界はあまり詳しくないのですが、Hさんは宝塚のことはとてもよくご存じで、いろいろと情報を提供してくださいました。
ちなみにヅカファンは、スターの方を愛称で呼んでいますが、北翔さんは「みっちゃん」と呼ばれているそうです。
宝塚スターというのは、普通のタレントさんとは大違いで、お芝居に加えて、歌も踊りもなんでも一流にできなくてはいけないのです。
みっちゃんは、すごい努力をして、トップの座まで登りつめたのだそうです。
ファンにとっては永遠のあこがれの存在なのでしょうね。
会場に来ていたファンの皆さんは、お揃いのピンクのジャンパーを着て、盛大な拍手を送っていましたよ。
この日は千秋楽でしたが、翌日の5月21日が藤山扇治郎の伯父に当たる藤山寛美の命日に当たる日だそうで、それもなにかのご縁でしょうね。
そうそう、この日のHさんのいでたちも、宝塚風で、素敵でしたよ。
写真を撮り忘れましたが、花柄のワンピースの上に黒い着物をガウン風に羽織り、サッシュベルトで締め、胸にはブルーの大きな首飾りがゆらゆらとしていました。
帽子もお似合いで、颯爽と登場して、かっこよかったです。
こういうお芝居の時には、ぴったりでした。
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この日の装い。
ピンクにシルバーの花柄が織り込まれている秩父銘仙です。
でも写真では無地に見えますね。
黒の帯はポリエステルですが、締めやすいのでよく登場しています。
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