東京キモノショーの入り口には、昔懐かしい中原淳一の絵がありました。
中原淳一の表紙でお馴染みの「それいゆ」は、子供心にも美しい雑誌だと思っていましたね。
「それいゆ」をグーグルで検索してみたら、昭和35年に発行終了していたそうですが、まだ10歳程度だった私もよく覚えているくらい、素敵な雑誌でしたよ。
舞台ではちょうどファッションショーの時間でした。
「キモノガールズコレクション」というタイトルで、4つのブランドの着物が登場しました。
「ガールズ」と銘打っていましたが、割と大人向きの着物から、はじけるような着物までありました。
私の印象としては「funny coco」▼さんの着物とダンスが一番良かったな。
黒と黄色のコントラストの強い着物がきりりとして、踊りもリズム感があり、若々しくてかっこよかったですね。
私は、こちらのブランドの兵児帯や、帯締めを愛用していますよ。
やはりこのようなショーの時は、普段は着られないような派手な衣装の方が、見ていても楽しいし、印象に残りますね。
その次は、池坊の男性たちによる生け花ショーでした。
華道男子「イケノボーイズ」というそうです。
登場した男性は、絞りの着物姿でした。
「池坊のメンズ」ということで「イケメン」と名乗っていましたが、どちらかというと漫才コンビのようなお二人でしたね。
23歳と32歳だとか。
去年、池坊の映画「花戦さ」を見ました▼が、昔は生け花は男性のお坊さんの仕事だったことを思い出しました。
その後はお腹が空いてしまったので、会場の下の階にある「墨之栄」へ。
ブリと大根の煮付け定食にしましたが、味が染みていておいしかったですよ。
また会場に戻りましたが、200体のマネキンとお客さんが混在してしまって、どこもかしこも着物姿ばかり。迷子になりそうでした。
入場制限があるほどの混雑ぶりでした。
いろいろと工夫が凝らされていた着物ショーでしたが、これほど多くの方が参加されるのでしたら、時間ごとに入場するようなシステム(映画館のように)にしたほうが、じっくりと見ることができるかもしれませんね。外で待たされていた人はちょっと可哀想でした。
その後は、黒留袖ばかりの道中がありました。
日本橋界隈をこの姿で歩いていらっしゃいました。
いやはや、なんとも壮大な光景でしたよ。
暑い日に、ご苦労様でした。
「着物愛」が溢れているようでしたね。
「東京キモノショー 1」▼はこちら。
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