京都旅行の目的の一つは、いつものことながら、着物屋さんを訪ねることです。
今回、特に行きたかったのは「和の国再生工房」▼と「kimono factory nono」▼さんでした。
「和の国再生工房」は以前は四条烏丸で千円の着物を販売するお店でしたが、今年の5月に場所を東山の方に移して、それまでとはちょっと違った販売を始めました。
新しいお店の場所は祇園に近い古門前通りというところにあり、ここは骨董品屋さんが多くて、歩いているだけで楽しいところでした。
また舞妓さんともすれ違ったりして、なかなか素敵な環境でした。
こちらは町家を利用した宿屋さんのようです。
「和の国再生工房」は、そのような町家が並ぶ通りの三善路地というところにある、昔ながらの長屋の一角にありました。
看板にもあるように、ここはお菓子屋さんの持ち物のようです。
「和の国再生工房」は八軒ある長屋のうちの一軒を使っていました。
壁には着物や帯が吊るされていました。
こちらの代表のKさんは、とても明るくて元気な方でした。
事前にメッセージでお知らせしていたので、すぐに打ち解けることができました。
のれんで作った素敵な絞りの帯を持っているのが、Kさんです。
いつもは和服姿ですが、この日は雨模様だったのでお洋服でした。
ポリの夏着物はすべて2000円で、色や模様が気にいったのがあったのですが、いかんせん私には大きすぎて、サイズが合わない。
ちょっと残念に思っていたところ、奈良からいらっしゃったお客様が、素敵な絞りの浴衣を手にしました。でも、彼女には小さいというので、私がちょっと試着させていただいたところ、ジャストサイズ。
有松絞りでした。
それが格安だったので、浴衣を買うつもりはなかったのですが、ここで出会ったがウンのつき、と思っていただくことにしました。
こちらがその浴衣です。
逆光なので色が出ていませんが、青、緑、紫の混じった素敵な浴衣です。
こちらの長屋には、いろいろなお店が入っていました。
お灸のお店もありました。
長屋に人が住んでいた時の名残の、共同の場所も残っていました。
ここでおかみさんたちが、炊事をしたり、洗濯をしていたのでしょうね。
ちょっと雨が降ってきたので、雨宿りを兼ねて長居してしまいました。
お茶菓子もご馳走になり、ありがとうございました。
有松絞の浴衣は、今度の三味線のゆかた会のときに着て、演奏したいと思います。
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