2018年6月22日金曜日

「ショパンとドビッシー」 3 雨の日には雨の曲

ピアノの生演奏が、作曲家の人生の解説付で聞けるお得な市民カレッジ「ショパンとドビッシー」も3回目となりました。


今回は、この二人の人生の成熟期の頃のお話と演奏でした。

二人とも、今なら世間の顰蹙を買うような女性関係を続けていました。
ショパンの不倫相手は有名なジョルジュサンド。
彼女はショパンより8歳年上で、二人の子持ちでしたが、ショパンは子どもたちを連れてマジョルカ島に恋の逃避行をしました。
ちなみにマジョルカ島にはピアノも運んだのだとか。

ドビッシーも婦人服店のマヌカンであるリリーと結婚しましたが、とても貧しい生活を送ったそうです。
彼らもパリから逃避行をしたそうです。

そんな中でも彼らは作曲を続けていました。


この日は雨模様だったので、雨に関係する曲を演奏していただきました。
ショパンの演奏曲はお馴染みの「雨だれ」
26歳の時の曲だそうです。

そしてドビッシーは「雨の庭」という曲でした。
また「喜びの島」という曲も聞きましたが、これは絵画からインスピレーションを受けて作曲したそうです。
短い曲でしたが、終り方が大胆でした。


ヨーロッパは日本と違い、梅雨のようなシーズンはなく、また昔は雨は不吉なものとしてとらえられていたそうです。
それでもショパンもドビッシーも、素敵な雨の曲を作っていたのですね。

この日の津田先生は、ピンクのドレスで演奏されていました。
「どうしてもピンクの服を着て、演奏したい気分だった」ということでした。

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この日の装い。

梅雨寒になって20℃くらいしかなかったので、単衣の紬にしました。
おまけに教室がとても寒くて、洋服では耐えられないほどです。

友人のお母様が着ていらっしゃった焦げ茶の大島です。


大島の着物は、多少の雨ならそれほどダメージを受けないので、梅雨時には便利ですね。

雨模様だったので、帯はアジサイの花にも見えるものにしました。


やはり季節に合った帯を締めると、嬉しい気分になりますね。

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