2018年6月23日土曜日

2018梅雨どきの京都 5「花の勧修寺」

勧修寺▼は庭園の美しいことで有名だと聞いていたので、期待して出かけました。

お寺の受付の人から、「今ならお庭を独り占めできますよ」と言われましたが、ほんとうにその通りでした。
花の絵をスケッチしている老人と、お二人とも80歳以上と思われる老夫婦がいただけでした。
池の花がとてもきれいだったので、老婦人にスマホで私を入れて写真撮影をお願いしたところ、快く引き受けていただいたのですが、案の定、あちこち触ってしまわれて、おまけに大量の連写となってしまいました。
そのうちの一枚です。
やりつけないことをお願いしてしまい、ごめんなさい。


勧修寺は、地下鉄東西線の小野駅から徒歩で数分のところにあります。
山科川にかかっている勧修寺橋を渡ります。


勧修寺は真言宗のお寺で、平安中期に醍醐天皇が母を弔うため、母の実家である邸宅を寺に改修したのが始まりだそうです。

代々、門跡寺院として栄えてきましたが、応仁の乱のころの1470年に焼失し、その後、江戸時代になり徳川家と皇室の援助により再興されました。


庭園に入ると、「君が代」にも歌われているさざれ石がありました。


また樹齢750年というハイビャクシンがありました。


こちらも見事な老木の梅です。
臥竜と呼ばれています。
これに花が咲いたら、芸術品のようでしょうね。


美しい観音堂。
この建物自体は昭和初期に建てられたそうですが、平安時代の雰囲気が伝わってきました。


周囲には桜の木があり、桜の季節はさぞ美しいだろうなと思いました。


そして、勧修寺といえば、何といってもお花が美しいところでした。

アジサイ。


赤い紅葉とのコントラストが美しい。


ずっとここに佇んでいたいくらいの、美しい光景でした。


この庭園は、平安時代に作られた氷室池を中心とした池泉(ちせん)回遊式庭園というそうです。

水辺には、半夏生と睡蓮。


モネの絵画を思わせるところでした。


半夏生という花は水を好むお花だそうです。
初めて見ました。


勧修寺はまさに「花のお寺」と言ってよいほど、素敵なところでした。
きっと訪れた時期が良かったのでしょうけれど、他の季節にもまた行ってみたいと思うところでした。

2 件のコメント:

  1. カンカン6/28/2018

    ここは本当に穴場ですね。
    半夏生がきれいです。私が行った時より睡蓮もたくさん咲いているように
    感じます。藤やアヤメの季節もよさそうです。
    私ももう一度行ってみたい場所です。

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  2. カンカン、素敵なところを教えてくれて、ありがとうございました。
    花が咲き乱れていて、「まぁ、きれい」と声を出してしまいそうになりました。
    秋になると何が咲くのでしょうね。
    今回の京都では、あちこちでアジサイに出会うことができて、ラッキーでした。

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