2018年7月11日水曜日

「浮世絵にみる江戸の暮らし」5

今回の市民カレッジ「浮世絵にみる江戸の暮らし」は、座学が5回と、見学が1回という内容ですが、この日は座学の最終回でした。

テーマは「双六に見る江戸名物」でした。
双六は、日本では奈良時代ごろから楽しまれていたそうで、鳥獣戯画にも双六で遊ぶ猿が描かれているそうです。

今のさいころと同じものを使っていたのでしょうか?

江戸後期からは旅ブームの影響もあり、旅の疑似体験ができる双六が流行ったそうです。
花見スポットを廻る双六もあったそうで、楽しそうですよね。
他には、歌舞伎役者の姿が描かれたものや、出世双六というのもあったそうです。

こちらは「東都名物遊覧双六」というもの。
日本橋を振り出しにして、都内各地を巡っています。
グルグルと廻る形式です。


こちらは楽しい「江戸名物菓子屋双六」というもの。
ようかん、だんご、かりんとう、だいふく、あべかわなど、今でもあるお菓子が描かれています。
菓子屋には格があり、お武家さん用の店や、庶民向けの店などいろいろありました。
こちらは「飛び双六」と言って、さいころの出た目だけ進んでいく形式です。


講師の先生の説明はとても詳しくて、浮世絵愛が伝わってくるようでした。

来週はいよいよアダチ版画研究所に見学です。
あまり暑くならないよう、願っています。

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この日の装い。

暑いので、小千谷縮にしました。
写真では色が飛んでしまっていますが、オレンジっぽいピンクとブルーの縞模様です。


帯は地元の骨董市で買った千円の麻帯。


夏は涼しいのが一番ですね。

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