ところが結果的にはお天気はものすごくよくて、これならぶどう狩りに行った方がよかったと思えるくらいでしたが、まぁそれは仕方ないことです。
青山といえば、いつも私が行くのは「伝統工芸 青山スクエア」▼です。
今の時期は「集まれ女匠衆」というイベントをしていました。
毎日、日替わりで伝統工芸を担う女性が登場されていますが、私が行った時は伝統工芸士の高橋庸子さんが京鹿の子絞りを実演されていました。
「この作業は、布と糸だけがあればどこでもできます」とおっしゃる高橋さん。
作り方を丁寧に教えていただきました。
絞る部分の布に糸をクルクルと巻いて、糸に水分をふくませるために唾を少しつけて、そして形を整えて糸をくくりました。
超細かい作業でした。
写真の手前に置いてある反物の、ツブツブ状のものが、絞ったものです。
触ってみたら、とてもみっしりとしていて、固かったですね。
一反で16万個の絞りを作ることもあるのだとか。
気が遠くなるような作業でした。
京都では分業制になっているので、絞りのためには、下地を作る人、絞りをする人、染める人と分かれているそうですが、絞りは昔から女性が担当していたとのことでした。
ここではお懐紙をお土産にしました。
先日のお茶会で、お懐紙くらい持っているのが、女性のたしなみかな、とも思ったからです。
ここは日本各地の伝統工芸が一堂で見られますし、おまけにリーズナブルな価格で売られているので、おススメの場所です。
青山スクエアを出た後は、カナダ大使館を過ぎて、高橋是清公園をちらりと眺めてきました。
高橋是清は、日銀総裁もされた方で、総理大臣もされて、そして2.26事件で暗殺された人です。
この公園はかなり広いですね。
お向かいの東宮御所の方の空は、とても美しかったですよ。
是清公園と草月会館の間の道を入って、ドイツ文化会館へと向かいました。
(この項、続きます)
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この日の装い。
先日の骨董市で買った夏帯▼を早く締めてみたくて、ぶり返した暑さにもめげずに夏着物を着ました。
うたどんさんのお母様からいただいた藍色の着物です。
目つきが悪いですね。
自撮りは難しい。
お太鼓のところが、ぐるぐる蛇というか、大腸のように見えます。
もう少しよく考えてから買えば良かったかしら。
骨董市のおじさんに、
「3000円だけど、2000円にしておくよ」と言われたので、つい、買ってしまった帯です。
半分、後悔していますが、まぁ、仕方ありませんね。
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