2019年1月30日水曜日

草木染講座@都立三鷹高校 その3 石けん作り

都立三鷹高校で開かれた公開講座「草木染講座」の3回目の報告です。


この日は、まず、透明石けん作りに挑戦しました。

材料は以下の通りです。

豚の脂(ラード)
やし油(ココナッツオイル)
ひまし油

エタノール
砂糖(グラニュー糖)
水酸化ナトリウム
草木染液 各種

この実験は、操作を間違うとかなり危ないそうで、液が目に入ったりしたら失明し、飲んだら死亡してしまう、というものでしたので、みんな、慎重に作業をしました。

まずは油類をまとめて、65℃位の温度で湯煎して、溶かします。


油が溶けたら、それらをビーカーに入れて、スターラという器具で混ぜ合わせます。
何やら実験ぽいでしょ。


油類が混ざったら、そこにエタノールを加えます。


しっかりと混ざったら、今度は草木染液を加えます。


私たちの班は、紫色がきれいな紫根にしました。


とてもきれいな赤色になりました。


そこに、水酸化ナトリウムを加えます。


するとなんだか色が変わりました。
深緑のようでした。
湯煎をしながら溶かしています。


この作業を20分ほど続けたところで、今度は砂糖を加え、またかき混ぜました。

そしてプリン型に流し込みました。


こんな感じです。


これを氷水の上で冷やします。


屋外で良く冷やします。
いろいろな草木染の液体で染めたものがありました。


固まったら、型からそっと抜き取ります。

こちらは、山桜の液を使ったグループのものです。


このまま一月ほど冷暗所に置くと、石けんとして使えるようになります。

担当の先生(女性)は、添加物がないので、お肌にはとても調子が良い、とのことです。

ただし、これは材料費がかなり高くなるので、普通の化粧品会社とか石鹸会社では、採算が合わないので作らないのだとか。

ということで、まずは手作り石けんの実験をしました。

後半は、また染色作業となりました。

(この項、続きます)


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