先日、中央線阿佐ヶ谷駅すぐ近くにある阿佐ヶ谷神明宮というところで、薪能を鑑賞してきました。
「あさがや能・狂言の会」というところの主催でした。
いつも九段下で行われている「謡音読会」でご指導いただいている小早川修先生がシテ役をされるので、期待して出かけました。
開場よりも少し早く着いたつもりなのに、長蛇の列でした。
立派な鳥居の下をくぐりました。
こちらの能楽堂は、以前は神楽堂だったそうです。
右に立っていらっしゃるのは、こちらの宮司さんです。
第一部は、杉並区内で能のお稽古をしている子供たちの発表会でした。
こちらは小学校低学年の子供たち。
とても可愛らしかったです。
こちらは小学校高学年の子供たち。
しっかりと舞っていました。
その後にお稽古を10年続けているという高校生の舞がありましたが、とても見事でした。
周りの空もだいぶ陽が暮れてきました。
宮司さんと巫女さんにより、たいまつが灯されました。
舞台の前にあるあかりも灯されました。
(ここまでは撮影OKでした)
第二部は、まず観世流シテ方の解説がありました。
「能は言葉と謡で想像する世界」とのお話でした。
まずは「蝸牛(かぎゅう)」という狂言から。
これはカタツムリを見たことがない人が、山伏をカタツムリと間違えてしまう、というお話。
最後に山伏、主人、太郎冠者が3人で浮かれて踊る場面は、楽しそうでした。
単純なストーリーでしたが、笑えました。
次は「高砂」です。
これは有名な能ですが、なんでも元旦に歴代徳川将軍の前でご披露したということで、おめでたいものです。
結婚式ににもよく謡われますね。
前シテのおじいさん役を先生が演じられて、後半、住吉明神に変身したところは、先生の息子さんが演じられました。
まだ20代の若さなので、舞がとても力強く感じました。
もうお一人の息子さんはツレ(おばあさん)を演じていました。
家族そろって舞台に立つなんて、すごいなと思いました。
薪能を見たのは初めてでしたが、昔の武将たちも、こうやって火を焚きながら能を見たのかしらと思いました。
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この日の装い。
昼間はかなり暑かったのですが、夜はところにより雷雨もあるかもしれないというので、何を着るか悩みました。
そして万が一雨が降っても大丈夫なポリエステルの着物にしました。
これは「加花」▼というブランドの反物で、八王子のお洒落な着物屋さん「坂本呉服店」▼で購入したものです。
鮮やかなブルーが気に入りました。
波の模様のように見えるので、「高砂」から住吉まで船に乗っていく能に、ちょうど良いかななんて思いました。
帯はBerry工房▼のピンクに太いレースの帯。
初めのうちはこれだけで良かったのですが、夜が更けてくるとだんだん冷えてきて、羽織とショールで防寒したのでした。
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