この大学は私の住んでいる市にあり、お嬢様大学として有名なところです。
「隅田川今昔物語」というタイトルの講座でした。
隅田川に関係する文学と、そしてそれを題材とした長唄の演奏という内容でした。
なかなか素敵な組み合わせでした。
以前、白百合女子大学で教鞭を取っていた中世文学専門の久保田淳先生が、江戸文学を語られました。
隅田川を題材とした長唄の研究もされているいらっしゃる方です。
そして、唄の松永圭江さんをはじめ、三味線奏者の方もこちらの大学卒業の方が多く、それでこのような特別講座を開催されたようです。
正門です。
中に入ると、鬱蒼とした緑の道が続きました。
こんな池もありました。
キャンパスとは思えませんね。
こちらの校舎も素敵ですね。
もうじき、公開講座の会場です。
今回の講座には、白百合の卒業生、三味線関係、そして一般人の3種類に分かれて受付をしていましたが、卒業生の方が一番多かったようです。
みなさま、とてもお洒落で、素敵な衣装をまとっていらっしゃいました。
着物の方もいらっしゃいました。
解説には、曲の歌詞の他に、隅田川周辺の地図もあり、そこには芥川龍之介や谷崎潤一郎の生誕地なども記されていて、さすがに文学の専門家だと思いました。
演奏されたのは、隅田川に関係のある曲でした。
「岸の柳」
「都鳥」
「吾妻八景」
「賤機帯」
「風流船揃」
の5曲でした。
初夏の隅田川、両国あたりの風情をうたったもの、隅田川を夜船で渡る風景をうたったもの、能の梅若伝説に基づいたもの、江戸の庶民の楽しみをうたったもの、という解説があり、そう思って聞いてみると、ただ三味線を聞くだけよりも雰囲気が伝わってきました。
これらの演奏が無料で聞けたのはラッキーでしたね。
白百合女子大でちょっとびっくりしたのは、登壇者がまず初めに、
「ごきげんよう」とあいさつされること。
本当にお上品なところなのでした。
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この日の装い。
グレイの市松模様のセオアルファ着物。
袖口と裾が無地の額縁のようになっています。
スカーフの感覚でしょうか。
こちらのバッグは、着物の残りきれと革で、きものいろはさんに作っていただいたもの。
お洒落な感じでしょ。
持ち手の長さや幅など、細かいところまで私のワガママを聞いていただいた特注のバッグです。
帯は、先日、谷中銀座で見つけた千円の黒い帯▼。
漆の帯です。
紅白の紅葉ですが、何度見ても、金魚に見えてしまいます。
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