2019年7月21日日曜日

介護タクシー

年を取って、初めて体験する、ということもありますね。
今回、「介護タクシー」を初めて利用しました。
どんなものか、ちょっとご紹介しますね。
どなたかのご参考になれば、幸いです。

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母が退院して、これまでいたグループホームに戻ることになりました。

入院した時は、グループホームのヘルパーさんが車椅子で運んでくれて、私は自宅から自転車で駆け付けました。
退院するときはどうするのかと思いましたが、今回は私の方で、介護タクシーを利用することになりました。
初めてなので、手順が分からなかったのですが、とても安心できるものでした。

まず介護タクシー会社に電話をして、病院名、病室、介護保険本人氏名、私の氏名と連絡先、そして退院希望日時を伝えました。

約束した日の時間になると、介護タクシーの運転手さんが、病室まで車椅子を押してやってきました。
そしてベッドに横たわっている母を車椅子に座らせて、そのまま玄関まで降りて、タクシーの後方から電動で車椅子を押し上げて乗せました。


タクシーの中には、ストレッチャーも置いてあり、これは重症の人のためでしょうね。
(電話予約をするときに、車椅子かストレッチャーかを選ぶようになっていました。)
横には普通の椅子席もあるので、私はそこに座って、グループホームまで向かいました。

そして降りるときに、運転手さんに介護保険証を見せました。
このように介護保険を利用すると、タクシー予約料、ケアチャージ料、送迎金額が無料になり、普通のタクシー料金だけで利用OKになるのです。
介護保険を使わない時には、数千円かかるようですが、今回は千円で済みました。

この介護タクシーのシステムは、住んでいる地域によって異なるかもしれませんが、入退院の時だけでなく、親戚や友人の家に行ったり、美容院や銀行に行ったり、お墓参りのときなども利用できるのだそうです。
便利ですね。

グループホームに到着すると、今度はホームの車椅子に移動しました。

そして部屋に入ると、スタッフの皆さんが飛んで来て、「お帰りなさい」と声をかけてくれました。
するとそれまでボーっとしていた母は、片手を上げて「ただいま!」と言ったのです。
病院にいたときは、何を聞いても「分からないよ」と言っていたので、びっくりしました。

大好きなヘルパーさんとは、しっかり握手をしていました。

その後も、スタッフの方は口腔ケアをしてくれたり、新聞を持ってきてくれて読んでくれたりと、親身になって接してくれました。

やはり病院にいるときとは、まるで違いますよね。
母も安心したようです。

私もホッとしました。


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