1回目は、「狂言×ミライ×能」▼。
これは地元のホールで鑑賞しました。
(最近、私の住んでいる市では、伝統芸能にとても力を入れているのです)
これは二部形式になっていました。
第一部は狂言の部。
「居杭(いぐい)」と「禰宜山伏(ねぎやまぶし)」いう演目で、子方(子役のことを、狂言の世界ではこう呼びます)が活躍するお話でした。
この子方さんは、私の孫と同じ年なので、私もおばあちゃんとして応援したい気持ちになりました。
とてもしっかりと演じていましたよ。
第二部は能の部。
「深大寺こども薪能」でお稽古をしている幼稚園生から、小学生、中学生、高校生までが、揃って仕舞を舞いました。
その後は「頼政」という能で、能楽師・山中迓晶さんの中学生のお嬢さんが素晴らしい演技をしていました。
そしてこのイベントの中で一番楽しかったのは、狂言の善竹十郎さんのお話でした。
戦後もののない頃、当時の厳しいお稽古のお話などを、軽快な口調でさらっとされていて、多くの拍手を受けていました。
幼児から中高年まで、いろいろな世代の方が登場しました。
このようにして、能や狂言が世代を超えて受け継がれていくのだろうと、思いました。
またこちらでは、「能サポ」▼という素晴らしい文明の機器のお世話になりました。
これは檜書店というところが作った、能や狂言を鑑賞する時のサポートシステムです。
タブレットに、能や狂言の演目のあらすじや、現代語訳が書かれています。
画面をスワイプするとすぐに変わります。
とても便利で役立ちました。
ただし、暗い劇場の座席でこれを使っていると、そこだけ白々としてくるので、お隣さんにちょっと気兼ねしましたが。
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また同じ建物にある展示室では、「守破離」▼というユニークな展示会も開催されていました。
「守破離」は、千利休の思想で、茶道や武道などの修業の段階を示したものだそうです。
「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階だということです。
この展示会は、能楽師・山中迓晶さんと、現代アートのamさんのコラボによるもので、古代から現代、そして未来へ向けての芸術がありました。
写真撮影OKでしたので、少しご紹介いたします。
素晴らしい装束の数々。
面。
扇。
お宝をたくさん鑑賞することができました。
なおこの展示会は、2019年11月4日まで調布市文化会館たづくり▼開催されています。
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この日の装い。
今シーズン初の単衣着物にしました。
「しけ引き」という刷毛で染める京都の染の着物です。
帯は、うたどんさんからのいただきもの。
淡いベージュの帯です。
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