「なんちゃって俳句」▼をするようになってから、何が一番大変かというと、「季語」を見つけることです。
俳句はただ五七五の句を作るだけでなく、季語を入れないといけません。
ところが、私はボキャブラリーが少ないので、なかなか季語が思いつきません。
せいぜい「秋の空」とか「秋の風」のように、季節そのものを入れてしまいがちです。
これでは発展性がないと思っていた時、たまたま新聞の文庫紹介欄で、面白そうな文庫が取り上げられていました。
新海均さんという人の「季語うんちく事典」(角川ソフィア文庫)です。
こういうのが手元にあれば、便利だろうと思い、さっそく取り寄せました。
「秋」の季語のページを開けてみました。
秋と言っても、まだほやほやの秋から、中盤、後半とさまざまな季語がありました。
すぐ分かるのもありました。
たとえば「秋刀魚」、「柿」、「紅葉」などは、誰でも秋だと思いますね。
ところが意外なのことに、「七夕」や「朝顔」も秋なのです。
7月、8月は秋になるわけでしょうかね。
またどうして秋なのか分からないのが、「鶏頭」とか「唐辛子」など。
なかなか難しいものです。
「相撲」、「子規忌」、「牛蒡」も秋なんだそうですよ。
もちろん、この文庫には、他の季節もいろいろと掲載されています。
そして書籍ではないのですが、インターネットでも季語が検索できるのもあります。
「きごさい季語歳」▼は時々眺めています。
季語も大事ですけど、このところ日本の季節は冬と梅雨、夏の三季しかないのでは、と思ったりしています。
こんなふうに季節の境目がはっきりとしなくなった時代に、昔ながらのルールを守るのは難しそうですね。
芭蕉さんが生きていた時代とは、季節感もかなり変わってきていると思います。
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