白百合女子大学は、お嬢様大学として有名な大学ですが、かつては千代田区九段に短大がありました。
それが1965年に調布市に移転して、4年生の女子大学となりました。
「清楚、謙虚」をモットーとして、豊かな人間性と広い視野を持ち、専門的な知識を備えた自立する女性の育成を目的としている学校です。
校門を入ると、緑の小道が続きます。
日本庭園もあります。
こちらは本館。
有形文化財の「めぐみ荘」は、その本館の裏にありました。
今回は、「能楽茶時」(のうがくティータイム)という名前のイベントです。
「めぐみ荘」の入り口には、「登録有形文化財」の文字が刻まれていました。
白い玉砂利が美しい。
お部屋の天井です。
パンフレットによると、この建物は、江戸時代後期に伊豆の修善寺に建てられたそうです。
菊池家という名主の母屋でした。
その後、昭和8年ごろに、漢方薬で有名なツムラ順天堂の創業者が、菊池家の建物を譲り受けて、調布市に移築しました。
家はトラック40台を使用して、運んだそうです。
ここには、漢方の生薬の研究・栽培のために広い薬用植物園があったそうです。
その後、昭和30年に石油会社の保養地となり、昭和40年に白百合女子大が購入して、4年生の大学として、九段から移転してきたという歴史があるそうです。
現在は、この「めぐみ荘」は大学の茶道部や宝生会、同窓会などに利用されているとのことでした。
建物には和室お茶室、台所などがあり、広々とした土間が印象的でした。
廊下にて。
このイベントには市民36人が参加しましたが、3つのグループに分かれて、行動しました。
その内容については、またね。
(この項、続きます)
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