2019年12月1日日曜日

俳句の会に初参加

2019年9月末に「自分史まつり」▼というイベントに参加して、「俳句で自分史」というワークショップがありました。
その講師をされたのは、料理研究家であり、地元のfb友達のみゆきさんでした。


「俳句はこんなに楽しい」というみゆきさんのお話に、軽い気持ちで乗った私は、その日から「なんちゃって俳句」▼なるブログを開設してしまいました。
まったく後先考えずに行動してしまうのが、私のパターンです。
そしてそれから2ヶ月くらい毎日、我流で一日一句作って、ブログに載せていました。

先日、みゆきさんから「句会に参加してみない?」というお誘いがあり、またまた後先考えずに、たまたまその日の予定が空いていたので、句会なるものを見学してみることにしました。

会場は世田谷の三軒茶屋「キャロットタワー」の中にある、世田谷区の施設でした。


それは「おしゃべりHAIKUの会」▼というグループでした。


その日の参加者は、長年、正統派の俳句を作っていらっしゃる方や、最近始められた方など、女性ばかりでした。
いつもは主宰者で俳句作家である上野貴子先生がご指導されるのですが、たまたまその時間帯は先生はご都合が悪く、みゆきさんが進行役をされました。

ということで、私もほんとうに図々しくで、自分の作った俳句を出してみました。

この時のお題は「枯木」と「冬雲雀(ふゆひばり)」というものでした。

句会の流れは、流派によって異なるのかもしれませんが、最終的には多くの参加者が良いと選んだ俳句が特選となります。

このような短冊の用紙を使いました。


俳句は無記名で書かれるので、誰の作かは分かりません。


用紙に俳句を縦書きに書くのですが、私は文字を手書きで書く、という習慣がほとんどないので、それだけで面くらいました。
仕事も私用もほとんどメールの世界でしたので、鉛筆と消しゴムを使う、という習慣もなかったのです。

そして最後は誰がどの句を作ったかが分かります。
良い句についての解説や、また直した方が良いと思われる俳句は、部分的に添削してもらいます。

そういうシステムでした。
いやはや、俳句は言葉遊びとは言え、奥が深いものでした。

参加者の方から、「断捨離をしていて、要らない本があるから、もらっていただける?」という嬉しいお言葉があり、一度、読んで見たかったこの本をいただいてきました。
テレビの「プレバト」で活躍されている夏井いつきさんのご著書です。


その後、俳句作家の上野貴子先生が参加されて、場所をこちらの「パオ」に移動しました。


わー、このテントの中で俳句の勉強をするのでした。


この勉強会は1年に1度しか開催されないそうですが、たまたま参加できてラッキーでした。
「切れ字の勉強会」でした。
「切れ字」というのは、「や、かな、けり」などです。
昔は、「切字18字」と言われて、たくさんあったそうです。
これを使うと、言葉が強調されたり、感嘆の意味になる単語ですね。

上野先生は松尾芭蕉の作った1000句余りの句をデータ化して、どのような切れ字が使われているかを調べて発表されました。

「助動詞のラ変」とか「形容動詞」とかの単語に接し、久しぶりに、日本語の文法に触れました。
高校生以来ですので、本当に頭の錆を感じました。

いやはや、先生や先輩方のお話を聞いて、とても良い刺激となりました。

このようは冊子までいただいてきました。


俳句の世界へ誘っていただいたみゆきさん、どうもありがとうございました。


人生の後半となり、新しい世界が広がるのは嬉しいことですね。


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