江戸時代の二大祭は神田祭と山王祭でした。
お祭りは一年ごとに、交互に行われていました。
「山王祭」は、赤坂にある日枝神社のお祭りです。
神社はもともと川越にありましたが、太田道灌が現在の場所に移した6月15日を中心にして、祭が行われるようになりました。
そして日枝神社は江戸の鎮守となりました。
ということで、時代小説にもよく登場する日枝神社ですが、私は長いこと東京に住んでいますが、実はこの神社には一度もお参りをしたことがありませんでした。
それでまだお正月気分の残る良く晴れた日に、初めて出かけてみました。
元日には地元の神社へ初詣でに行きましたが、「初詣」は何回でも行って良い、という話を聞いたからです。
メトロの溜池山王駅で降りました。
この駅は私が子供の頃はまだなくて、今から20年ほど前に赤坂駅の隣にできた駅です。
駅の周辺は、大きなビルばかりでした。
ホテルやオフィスビルが林立しているところでした。
神社へ行くには、こちらのエスカレターで登ります。
赤い矢印がエスカレーターです。
こちらの鳥居から入りましたが、この鳥居は普通の神社の鳥居とは異なり、三角形の山形になっています。
周囲はビルばかりなので、エスカレーターに乗ると、なんだか仕事に行くような気分になりました。
参道がエスカレーターになっているわけですね。
青空がとても美しい日でした。
途中で一度降りて、ここからが本格的な境内のようです。
やっと神社へ到着。
ビルに囲まれていました。
ものすごい数の参拝客がいました。
お参りはなんとかできましたが、おみくじを引くところは長蛇の列。
あまりに時間がかかりそうなので、諦めました。
ということで、こちらの門から戻りました。
ただお参りをしてきただけですが、昔の人は当然、エスカレーターもなく、歩いて登ったのですよね。
これから時代小説に山王祭のことが出てきたら、少しはイメージが湧いてくるかもしれません。
この日はそれほど寒くもなく、助かりました。
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この日の装い。
初詣にはふさわしくないかもしれませんが、なんとなく大島もどきの紬を着てみました。
帯は、ざっくりとした生地に、可愛い刺繍が入ったえんじ色の帯。
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