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さて、熱海から来宮までやってきました。
来宮駅から数分歩いたところにあるのが、来宮神社▼です。
なんと坂上田村麻呂が、ここで戦勝祈願を行ったとかの由緒ある神社でした。
竹に覆われた参道を歩くのは、地元の着物友だちのTさんです。
なかなか立派な本殿でした。
また来宮神社は若い人向けにいろいろと工夫をしていました。
こんな可愛いイラストのチラシを用意していたり、
インスタグラムの枠があったり、
落ち葉でハートを作っていたり、
Wifiも使えるようになっていました。
また写真には写しませんでしたが、自撮り用に、スマホを固定する台まで用意されていました。
境内にはお洒落なカフェもありましたね。
観光客を重視しているのが、よく分かります。
まぁ、それも現代においては悪いとは思えませんが。
ところで「来宮神社」はもともとは「木宮神社」と書かれていたそうです。
というのも、「木」に宿る神々をお祀りする神社だったからだそうです。
こちらにある楠は天然記念物だそうで、樹齢2000年と言われる巨樹です。
周囲は24メートルほど、高さは26メートルほどあるのだとか。
単に大きいというよりも、神秘的な迫力がありましたね。
この木の周りを一周すると、寿命が1年延び、
心に願いを秘めながら一周すると、その願いが叶うという伝説があるそうです。
あまりにでかすぎて、写真を見ても、何だか分からないほどですね。
境内には、熱海で95歳で亡くなった徳富蘇峰(とくとみそほう)の業績を顕彰して立てられた碑がありました。
徳富蘇峰は、明治・大正・昭和にかけて活躍した思想家です。
この碑には、昨年亡くなった元内閣総理大臣・中曽根康弘の書が刻まれていました。
来宮神社がどうして若者で賑わうのか、その理由はよく分かりませんが、「縁結び」というのが若い人に受けるのでしょうか。
この後、来宮駅に戻ってタクシーをつかまえて、次の目的地である起雲閣まで行きました。
(この項、続きます)
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