このところ、運動不足解消のため、家の周囲をお散歩をしています。
近くには多摩川が流れていて、サイクリングロードではジョギングをする人も多いのですが、この日は、川のそばの普通の道路を歩いてみました。
平日の夕方でしたが、けっこう、大きなトラックなどの通りが多くて、気をつけて歩かないと、危ない道です。
川の向こう側は、川崎市になります。
左手に白く見えるのは、京王線の鉄橋です。
つまりこの橋で東京と神奈川に分かれています。
河原では、ボール投げなどをしている人もいました。
そして、河原には、まだ昨年の台風の被害の跡も残っています。
多摩川といえば、万葉集の
「多摩川にさらす手作りさらさらに 何そこの児のここだ悲しき」が有名ですね。
多摩川でさらして作る麻の布のように、さらさらに(ますます)なんであの子がこんなにもいとおしく思えるのだろうか、という意味の歌でしょう。
私は高校の古典の時間に、この歌を習った記憶があります。
つまりこれは川で布をさらす作業をしていた女性を見た、男性の立場からの歌のようです。
ふーむ。
そう思ってみると、多摩川もロマンチックで、違って見えてきますね。
そんな多摩川を歩いていると、いったいコロナウィルスはどこにいるのだろうと、思ってしまいます。
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「一日一句」
多摩川の水流れゆく春霞
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