うちの近くには「フローラルガーデン・アンジェ」▼という洋風庭園があるのですが、現在は、コロナウィルス感染拡大防止のために、休園中です。
ここはかつては「京王百花苑」といって、菖蒲で有名な和風庭園でした。
中央に池があり、その周りに花菖蒲が咲いているところでした。
その前の歴史をたどると、このあたりは昭和初期に開発されたそうです。
当時は「東京の宝塚」と呼ばれていたそうです。
こちらは昭和5年(1930年)に、京王沿線の観光名所を描いた絵です。
京王アカデミーという京王線の歴史を知る講演会に参加した時、お土産にもらったクリアファイルに描かれていました。
これを見ると、「京王多摩川」駅は、当時は「多摩川原」という駅名でした。
今もある競輪場以外に、プールや演芸場やアミューズメントパークがいろいろあったそうです。
すごいですね。
こちらは昭和63年(1988年)6月、娘が3歳になるちょっと前の写真ですね。
京王百花苑ではしゃいでいます。
抱っこをしているのは、亡くなった私の父ですが、67歳くらいでしょうか。
父と母が、百花苑まで花菖蒲を見に、遊びに来た時の写真です。
ここでは菖蒲の季節以外にも、菊祭りも催されていて、地域の人たちの憩いの場となっていました。
その後、1997年に京王百花苑は何かの事情で閉鎖されました。
そして2002年に、今度は洋風庭園「フローラルガーデンアンジェ」▼として開園しました。
バラやマグノリアなど洋風の花が中心ですが、池などは昔のままです。
クリスマスの頃にはイルミネーションが美しく飾られ、また季節に応じていろいろなイベントを催しています。
最近は、園内でバーベキューが食べられる施設ができたので、それが目的で来園する人も多くいます。
私はバーベキューは利用したことはありませんが、入り口にある花屋さんはよく利用しています。
みかん箱くらいの大きさの箱に、売れ残ったような花がぎっしりと詰まっていて、ひと箱500円くらいで売られているので、それをよく利用しています。
さて、昨今のコロナウィルス感染拡大防止のため、フローラルガーデンも休園されることになりました。
先日、入り口にこんな看板が立てられていました。
店員さんに尋ねると、園内では3万個の球根を植えたそうですが、園内に入っていただくことはできないので、みなさんにおうちで楽しんでいただきたいので、安く売ります、というのです。
とても立派な球根の付いたチューリップでした。
球根に葉っぱを少しつけたまま、土に植えると、来年、花が咲くかもしれないそうです。
5本で300円はお買い得ですよね。
さっそく、買ってきました。
こちらは初回に買い求めたもの。
ちょっとしなびてきたので、また買い足しました。
今度はちょっと変わった形のチューリップにしてみました。
花びらがギザギザなもの。
花びらの先が丸くて、優しい感じのもの。
部屋に置いておくだけで、明るい気分になれますね。
うちの中は暖かいので、すぐに萎れてしまうのが、残念です。
でも落ちた花びらも、ちょっと哀愁があってよいかも。
そんなわけで、こちらの庭園とは30年以上のお付き合いがあるので、お花を買って、応援したいと思いました。
お散歩のとき、この庭園の周囲を歩いていますが、生け垣の隙間から、たくさんのお花が咲いているのが見えます。
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「一日一句」
赤白黄コロナ忘れるチューリップ
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