昨日のblog▼では間違った花の名前を載せてしまい、失礼しました。
今日のお花は、「やまぶき」で間違いないですよね?
実は、私はこの一重のやまぶきよりも、八重のやまぶきが好きなのですが。
「やまぶき」といえば、太田道灌の話が有名ですね。
彼がまだ若い時、狩りに出かけて、急な雨に会い、民家に飛び込んで蓑を借りようと思いました。ところがその民家の若い娘は、山吹の花を差し出しました。太田道灌は意味が分からず怒ってしまいました。
「七重八重花は咲けども山吹の実のひとつだになきぞ悲しき」という歌があります。
その娘は蓑がないことを山吹に託して歌ったのでしょうね。
そしてその意味を分からなかった太田道灌は、自分の無学を恥じて、それから和歌の勉強をしたというお話です。
私はこの話を小学校の時に先生から聞いて、とても印象深い思い出として残っています。
今でも「やまぶきのみのひとつだになきぞかなしき」はよく覚えています。
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「一日一句」
(ということで、今日は俳句ではなく、太田道灌にならって和歌っぽくなりました。)
山吹の黄色い花を眺めつつ
コロナ絶滅願い涙す
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コロナ関連の話題ですが、
「他人との接触を8割減らしてください」という政府や都からの要請は、なんだか分かりにくいですね。
「いつも10人の人と会うのなら、今は2人だけにしましょう」とか
「おうちの人以外の人とは、なるべく会わないようにしましょう」
というほうが、分かりやすいのではないかしら。
とはいえ、親しい人と会えないのは、淋しいですね。
人間は人とのつながりがないと、生きていくのが辛い生き物ですもの。
でも、あと1か月、あるいは2か月、3か月、会えなくても我慢しよう。
今は昔と違って、電話もあるし、メールもあるし、ラインもあるし、ビデオ電話もある時代です。
平安時代の女性など、ただ男性からの手紙を待つだけしかありませんでした。
愛する人は他の女性のところに行ってしまったのではないか、どこか遠くへ行ってしまったのではないか、など何も分からずにひたすら手紙を待つだけの人生でした。
先月のblogに書いた「今ひとたびの、和泉式部」▼を思い浮かべる毎日です。
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