2020年8月2日日曜日

2回目の「きもの展」

東京国立博物館で開催中の「きもの展」は前期と後期に分かれていて、出品されるものが異なるというので、1回目の前期は7月上旬に行きましたが、後期になり、2回目にまた出かけてきました。
1回目はこちら▼。


今回も朝一番に行ったので、博物館入り口はガラガラでした。
検温を済ませて会場の平成館へ。
会場にもあまりにスイスイと入場できたので、拍子抜けしたくらいです。

今回も着物友だちとご一緒でした。

後ろ姿も美しい若い友だちです。

ということで、「きもの展」は前回にも増して、ゆっくりと堪能することができました。
1回目は着物の歴史を追うことで精いっぱいといった感じでしたが、2回目は一つ一つの着物の刺繍や染めを味わうことができました。

私が特に気に入ったのは、黒地の麻に、たんまりと刺繍を施した帷子でした。
布の上に、大胆な梅の柄や、藤の花が咲きほころびていて、名画を見るようでした。
麻というと、ラフなものを考えてしまいますが、まるで別物でした。
本当に芸術品のようで、実際にどなたかが着用されていたのだろうか、飾っていただけではないのだろうか、などと疑ってしまったほどです。

江戸時代初期の着物から、花魁がまとっていた着物、大正時代の銘仙、現代のものなど、ありとあらゆる着物の展示でしたが、その保存の良さには感心しました。
日本のように湿気が多い国で、ほとんど色あせずに保存されていたのにはびっくりです。

ところで前期と後期とでは、ガラリと様子が変わっていたのか、と聞かれたら、それほど変わりはなかった、と答えますね。
中には出品されなくなったものもあったようですが、ほとんど同じだったような気がします。
ただし遊女がたくさん描かれていた六曲一双の「婦女遊楽図屏風」は前期しかありませんでした。
あの屏風には三味線を弾いている人が描かれていて、好きなのですが。

こちらは複製品コーナー。
右は尾形光琳の「冬木小袖」
左は「白縮緬地衝立梅樹鷹模様」


博物館から出ると、これから鑑賞される人たちとすれ違いました。
朝イチでないせいか、着物姿の方も多くお見受けしました。

この後、上野公園をお散歩しました。
続きはまたね。

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「一日一句」

上野にて際立つ友の夏着物



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