コロナ禍になってから、観劇や音楽鑑賞の機会も少なくなっていましたが、先日は久しぶりに浄瑠璃のライブに行ってきました。
小雨の降る中、四谷三丁目の会場へ向かいます。
野澤松也さんの浄瑠璃弾き語りです。
会場では、コロナ感染拡大防止のため、体温計測、アルコール消毒、住所の記載など、スタッフの方が念入りに準備をされていました。
お茶菓子と飲み物が提供されました。今回は3部制で、3回とも鑑賞する方のために、お茶菓子も3種類用意されたそうです。素敵な心遣いですね。
定員も少なくしての鑑賞です。
前列に座ったお客さんは、このようなフェイスシールドをすることになりました。これはクリアファイルのようなものに、眼鏡型のものが付いていて、それを耳にかけるのでした。ただし、かけていると暑苦しいし、景色が少しゆがんでみえるような感じがしました。
さて、ライブが始まりました。
いつものように松也さんの三味線談議からスタートでした。
浄瑠璃の三味線は、棹の部分と、胴の部分の角度を変えて演奏できる、ということは知りませんでした。恋愛物や時代物などの話の内容によって、音色の変化をつけるのだそうです。
最初の出し物は創作「天晴桃乃鬼退治」(あっぱれもものコロナたいじ)でした。
桃太郎の鬼退治を今の社会に合わせて、「コロナ退治」のお話にしていました。マスクのことや、アビガン、ステイホーム、クラスターなどの単語が散りばめられていて、面白いお話になりました。
その後は、換気のために窓を開けました。気持ちが良かったです。
古典は「生写朝顔話」というお話の中の、笑い薬の段でした。松也さんが豪快に笑っていました。演奏もダイナミックでした。
この2本だけでもお疲れだと思いますが、それを3回、合計6曲も演奏されるとは、大変なことですね。さすがにプロは違います。
ライブが終了して、三味似粋人(シャミニスト)ジャパンのKさんと撮影。
みなさま、本当にお疲れ様でした。
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この日の装い。
雨だったので、濡れても大丈夫なセオアルファーの市松着物。
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