2020年11月25日水曜日

新作能 深大寺 蕎麦の能「月魄」

今年の10月に深大寺水生植物園に行きました▼。そこで美しい蕎麦の花を見ました。


白くて、清楚でとてもきれいな花でした。
この実で蕎麦が作られるのですね。


その蕎麦の花がテーマになった新作能を、市のホールで見ました。


新作能 深大寺 蕎麦の能「月魄」です。


実は調布市では、このところ3年間、連続して、能の公演をしています。
2018年は「序」
2019年は「破」
そして今年は「急」という能の序破急のシリーズです。

会場が近いので、私は毎年、参加していました。

また公演とは別に、市民カレッジでも能の講義が多数あり、これも毎年、受講していました。
増田正造先生の講義、金春流のシテ方の講義、女性シテ方による仕舞、狂言のレクチャーなども受講しました。
また能面の展示、白百合女子大での能体験などもあり、調布市は能の環境としては、非常に恵まれたところなのです。




今回の新作能は、信仰をベースとして、地元の名刹・深大寺、地元の名物・蕎麦がメインの能でしたが、とても幻想的な世界でした。

特に蕎麦の精が美しく、淡いクリーム色の衣装や冠がとても素敵でうっとりとしました。空にかかるお月様もきれいでした。

また謡の中では多摩川も歌われていて、地元民としては嬉しかったですね。


その他に「石橋」もありました。半能というのだそうです。これは歌舞伎の連獅子の元になったものだと思いますが、紅白の牡丹の鮮やかな色彩と、豪快な舞は迫力がありました。

今回の公演は、インターネットでも視聴できるようになっていました。


今回で、能<odyssey>の3年間は終了します。
私は能のことは何も知らないところからスタートしましたが、おかげで各地の能の舞台を鑑賞したり、音読会に参加したりするようになりました。
能楽師の山中迓晶さんはじめ、関係者のみなさま、市の文化財団のみなさま、お疲れ様でした。

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この日の装い。

ちょっとオシャレに、付け下げ小紋にしました。
菊のような花柄ですが、裾から上に行くにしたがって、花柄が小さくなっています。
「今昔きもの大市」で見つけた▼もの。サイズがぴったりでした。


帯はお気に入りの白のレース帯。


お出かけには、いつもの黒の長羽織。


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「一日一句」

紅白の牡丹美し獅子の舞


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