2020年10月17日土曜日

レースのような付け下げ

はい、衝動買いのご報告です。

こちらの「今昔きもの大市」という着物イベントで見つけました。


「今昔きもの大市」からは、いつも素敵なダイレクトメールを送ってくるので、ついつい釣られて出かけてしまいます。


このイベントではこれまで何回か買い物をしましたが、すごく高級なものから、すごく安価なものまであり、またアンティークものも充実していて、見るだけでも楽しい催しです。

本当は帯を探していたのです。それも先日「シルクラブ」の展示会▼で見つけたような大胆な縞模様の帯を。でも、当然ですが、似たような帯はありませんでした。

それでブラブラとしていたところ、見つけたのが水色の袷の着物。八掛もきれいな青でした。(実物はもう少し濃い目の色です)


小菊がぎっしりと詰まった模様でしたが、裾の方の花は大きくて、上に行くにしたがって小さな菊になるのです。

お店の人は「これは付け下げですね。サイズが合えばお買い得ですよ」とのこと。

お花の中心が赤くて、ちょっと若向きのような気がしましたが、鏡の前で羽織ってみたところ、それほど可愛すぎるという印象もありませんでした。

サイズはまさに誂えたようにドンピシャ。

一越縮緬のような生地でしたが、遠くから見ると、レースのような感じなのです。

ということで、いただいてきました。

お値段は、なんと3000円。税金もありませんでしたよ。

家に帰って裏などを改めていたら、なんと「三越」謹製の着物でした。きっと元はお高かったのでしょうね。

さて、このご時世、付け下げを着て出かけるような場所があるでしょうか。

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この日の装い。

出かける時はどんよりとしていたので、着物もどんより色。ベージュの格子柄の単衣です。「日本橋倶楽部」でたしか1000円だったはず。

これだけだと寒そうに見えるので、黒の羽織を羽織りました。

帯は八王子の坂本呉服店で購入しましたが、こちらは木綿です。

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「一日一句」

旅したき思いを胸に袷買う



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