2023年7月31日月曜日

2023年7月に着た着物

今年の7月は本当に暑い月でしたね。

梅雨明け宣言こそなかなか発令されませんでしたが、7月初旬から30度超えの毎日が続きました。

そして中旬からは連日、体温より高い気温で、熱中症で倒れる人もかなり出てきました。

ということで毎日が非常事態宣言発令中で、着物もあまり着る機会がありませんでした。

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まずは着物リユースとコーディネートの会「ファンファン」に着た着物。

この日は叔母が着用していた藍色の麻の着物と、麻の白から藍色への麻のグラデーション帯にしました。美容院に行くヒマがなくて、髪の毛がボワボワです。

こちらは三味線の演奏会を聞きに行った日です。

Kさんからいただいた竹柄の絽の着物。帯もいただきものの黒い絽の帯。

次は「着物着用の場合は入場料無料」ということで着て行った丸紅ギャラリー「あかね会」の展覧会。

リサイクルのポリの藍色の細かい花柄の着物と、骨董市で見つけたカラフルな帯。

「帯揚げ型染め体験」に着ていった着物もポリでした。

京都で購入したリサイクルの縦縞着物と、同じくリサイクルの帯の花柄で派手な感じになりました。

最後は三味線ゆかた会のリハーサルで着用したもの。やはりKさんからのいただきもののグレーの絽の着物です。ピンクの帯もいただきもの。

ということで、着物も帯も、いただきものかリサイクル品ばかりで、ほとんどお金はかかっていません。

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「一日一句」

毎日が 暑さげんなり 絽の着物


2023年7月29日土曜日

紐を取替えました

暑い日が続きますね。

こちらは朝4時半の風景です。

今日は、三味線の紐を取り替えました。

このところ、胴掛けという腕を乗せる部分がぐらついてきていました。その原因はそれを三味線に固定する胴掛け紐というのが劣化して、ゆるゆるになっていた、と分かりました。

単なる細い紐なので、百円均一の手芸コーナーでも売っているようなものですが、さすがにそれを使うわけにもいかず、和楽器専門店に行きました。

音緒(ねお)という部分と同色の黄緑色の紐に交換しました。

紐は長さ20センチほどのものですが、836円でした。高いですね。


それでも紐を新しくして、きちんと結ぶと、良い音になりました。気のせいかもしれませんが、やはり胴掛けがきちんと固定されるので、音も安定するのかもしれませんね。

古い三味線なので、あちこち修理して使っていますが、楽器屋さんが近くにあるので助かります。

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「一日一句」

紐かえて いと涼しげに 鳴りにけり



2023年7月28日金曜日

ゆかた会のリハーサル

昨日は、8月に行われるゆかた会のリハーサルに参加しました。今回は10回目記念として、スペシャルコンサートになります。

リハーサルには、幼少の子どもやその母親たち、わたしたちのような弟子、そして90歳代、80歳代のお弟子さんまで集合しました。

そしてプロの唄い手さん、助演の三味線演奏者、笛や太鼓のお囃子の演奏者さんまで、大勢の方が参加されてのリハーサルでした。

本番のように金屏風も用意されていました。

普段のお稽古では本手というメインのパートの音しか聞こえませんが、みんなが集まると替え手というパートや、お囃子の音がミックスして聞こえてくるので、とても壮大な感じがしました。

本番は2階の大きなホールで行いますが、今回は1階の小さなホールで行いました。

私は最近はお稽古をお休みしていたので、ゆかた会ではメインでの演奏はなく、割と気楽な気分で他の方の演奏をじっくりと聞いていました。全部の曲を演奏して指導される先生のご苦労はいかほどだと思いました。

当日は、二期会のオペラ歌手がメインゲストで登場されます。どんな歌声が聞けるか楽しみです。

この日は、本番に着用する浴衣(あるいは着物)で練習するというので、みなさん、色とりどりの浴衣でした。

私は友だちのKさんから譲っていただいたポリの絽の着物にしました。小花が可愛いですね。


帯も、だいぶ前にご近所のUさんから譲っていただいたピンクの絽です。

会場は冷房完備でしたので着物でも楽でしたが、一歩外へ出ると36度の猛暑でぐったりでした。

もう少し練習して、本番ではうまく演奏できますように。

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「一日一句」

それぞれの 音をひとつに ゆかた会


2023年7月26日水曜日

帯揚げの型染め体験

先日、京都の染め職人さんから、帯揚げの染め物を教えていただく機会がありました。

体験会場は、和裁士Hさんの川崎の仕事場でした。

部屋に入ると、目の前にカラフルな染料が置かれていました。これを使って染め物をするのです。

今回はベージュ色のしけびきの帯揚げに、型染めをする方法でした。

まずは簡単な説明を受けました。

(写真はHさん提供です)

そして、帯揚げの上に型を乗せて、テープで貼り付けていただきました。

私が選んだのは、ぶどうの模様です。
黄色い部分はマスキングテープ、グレーの部分は糊がついているので、色は出ません。

こちらは、職人さんがすでに染めたお手本です。

とてもきれいな色が出ていました。


下の写真は、お隣の席で、すずめの模様を染めていた方です。
刷毛を短く持ち、くるくると回しながら染めていきます。この刷毛は、鹿の毛でできているのだとか。


4人で取り組みましたが、とても素早く出来上がった人や、丁寧に塗った方など、それぞれの性格が出ましたね。
私はちまちまと塗るタイプだそうで、何回も「もっと大きく回して」と注意されました。

はい、ようやく仕上りました。


この後、マスキングテープを剥がし、裏からアイロンをかけました。

お世話になった手染め屋 吉兵衛さんと記念撮影。
割烹着を着用しましたが、それほど汚れることはありませんでした。


お手本を持ったところを撮影していただきました。
右は今回の染め物体験の企画を立てた和裁士のHさん。


その後は、家に戻って、糊を水で流す作業をしました。

こちらは最後の作業を終えたところ。
やはり色がしっかり付きませんでしたね。

この帯揚げは、先日、注文したこちらの帯に合わせる予定です。帯揚げはほんの少ししか見えないので、自己満足ですけど。

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この日の装い。

暑い日でしたので、ポリの絽の着物にしました。襦袢も筒袖。

帰宅後、すぐに洗濯機で洗いました。


帯も絽です。どこかの骨董市で買ったもの。
かなり派手なので、あまり登場しない帯です。


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「一日一句」

好きな色 青と緑で ぶどうの実

2023年7月25日火曜日

「源氏物語を楽しむ会」60回 2023年7月

素人が始めた「源氏物語を楽しむ会」ですが、今回でなんと60回目となりました。もう5年も続けているわけです。

こちらは会場として借りている世田谷区の施設です。ここも5年間お世話になっているのですね。

さて今回の「玉鬘」ですが、割と内容が濃くて、面白い場面がいくつかありました。

ちょっとだけご紹介してみます。

1.玉鬘の高い教養について

筑紫国から都に上ってきた玉鬘(光源氏のかつての彼女と、頭中将との間にできた娘)ですが、ひな育ちの割には、とても教養がある女性であることを示す場面がありました。

それは初対面の光源氏が「あなたとは長く分かれていたが、積もる話もしたいのだが、どうしてそんなによそよそしいのですか?」と彼女に尋ねました。

すると玉鬘はある和歌から引用して「足もまだたたないうちに田舎に落ちてしまったので、何もかも頼りないのです」と答えました。

実はその和歌は、「倭漢朗詠集(わかんろうえいしゅう)」という歌集にある歌を引用したものだったのです。

この「倭漢朗詠集」は平安時代の代表的な歌人である藤原公任がまとめたもので、日本の和歌や中国の漢詩を集めたデータベースのようなものだそうです。

有名な白居易の漢詩や、「君が代」のもとになった歌も入っているそうです。

そのような歌謡集にある歌を、玉鬘はどうして知っていたのでしょうね。お付きの人から学んだのでしょうか? あるいは母・夕顔が持っていたのでしょうか?

私達の会のメンバーのUさんは、書道をされていますが、この和漢朗詠集の中の歌を、書道のテキストとして使用されることもあるそうです。

倭漢朗詠集は、現在でも読むことができます。

どんなものか、図書館で借りてみようかな?


2.光源氏のいやらしさ

玉鬘は光源氏の実の娘ではありません。それでも彼は他の男どもに、「こんな可愛い娘ができたのですよ」と見せびらかします。その反面、自分のものにしたい、というスケベ心を持っているのです。

中年男のいやらしさがあちこちに顔を出します。


3.女性たちに着物のプレゼント

光源氏がそれぞれの女性たちにお歳暮として着物をプレゼントする場面がありました。紫色、赤色などの鮮やかな反物が仕立てられて、それを着る人の雰囲気に合わせて贈るのです。この場面は、とても美しくて女性には嬉しいシーンだと思います。きっと来年の大河ドラマでも再現されるのだろうと思います。

こちらは漫画「あさきゆめみし」の場面です。



4.貴族の居室について

光源氏が玉鬘に逢いに来る場面で、原文では「渡り給う方の戸を、右近かい放てば、この戸口に入るべき人は、」という部分がありました。

さて、平安時代の戸とはどんな形の戸だったのでしょう?

引戸ではないし、もちろんドアのような形ではないでしょう。

そこで図鑑で確かめたところ、仏壇の扉のような、観音開きの戸ではないかと気づきました。

上のイラストの四隅にあるのが、戸だろうと思います。

こちらはプライベートゾーンなので、キッチンもありません。トイレはどうしていたのかな?


こんなふうにして、私達は源氏物語の原文を少しずつ読んで、当時の衣食住や日本古来の伝統を知るようにしています。指導者はいないので、それぞれが知恵を絞って想像力を働かせて、なんとか続けています。

それにしても、紫式部さんという人は、男心も女心もよく分かっていて、そして賢い人だな、と思いますね。

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「一日一句」

こう読めば 古典も楽し 暑き夏


2023年7月24日月曜日

丸紅と一橋邸

先日、皇居近くにある丸紅本社にあるギャラリーに出かけた時、意外なものを発見しました。

それは一橋邸屋敷跡の石碑です。

丸紅本社のあるところから気象庁、大手町合同庁舎のあたりは、かつては一橋家のお屋敷だったのです。

現在の一ツ橋です。

このあたりの様子は、こちらの一橋門跡の案内板でも分かります。


かつての門の石垣がまだ少し残っています。
下に流れているのは、日本橋川です。

門の跡があることが分かると、このあたりに一橋家があったことは想像できるのですが、まさか丸紅のところに、こんな標識があったとは気づきませんでした。最後の将軍、徳川慶喜は一橋家出身ですので、こちらのお屋敷に住んでいたのでしょうね。

丸紅敷地内にある植え込みには、こんな案内もありました。

展覧会には丸紅の社史もありましたが、その中に「一橋家の屋敷跡を購入した」というような文もあったかもしれません。

ちなみに私の好きなこの青銅の一ツ橋は、家康が江戸に入る以前からあったそうで、当時は太い丸木がかかっていただけだったそうで、その様子から「一ツ橋」と名付けられたのだとか。

現在の橋は、1925年(大正14年)にか架けられたもので、関東大震災の後に復興事業として作られました。

都心には、こういう歴史の遺産がまだ残っているので、川歩き、橋巡りも楽しいですね。

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「一日一句」

あら不思議 商社の前は 徳川家


2023年7月23日日曜日

「あかね会」@丸紅ギャラリー後期

先月の中頃、丸紅ギャラリーで展示されている「染色図案とあかね会」という展示を見に行きました。

その時のブログはこちら▼。

 https://toshiko72.blogspot.com/2023/06/blog-post_22.html?m=1

この展示は7月からは後期として展示品を変えて公開するというので、また出かけて来ました。

前回は「きもの倶楽部」のメンバーと出かけましたが、今回は私一人でした。

また前回は土曜日で丸紅の会社はお休みのため、社員や仕事の来訪者はいませんでしたが、今回は平日に出かけたので、普通にオフィスビルに行ったのでした。

会社の一階ロビーにはやはり着物の映像が映し出されていましたが、今回のほうが内容が盛りだくさんのように思われました。

こんな感じの着物が数秒ごとに変化するのでした。

どれもおしゃれで可愛い着物ばかりでした。色づかいが、とても自由だと思いました。

私がこの展示会に二度も行きたいと思った理由の一つは、先日、名古屋の揚輝荘という松坂屋社長の別荘を訪問したことにもあります。

その家は大正から昭和初期にかけての家でしたので、ちょうどあかね会が活発に活動していた時期と同じくらいでした。それでその両者に何か共通するような要素があるのではと思って、見てきたのです。

はっきりとは分かりませんでしたが、100年ほど前の時代には、建築物も着物の図案も、どちらも堅苦しい縛りがなく、自由な発想で作られたいたのでは、と思いました。

あかね会ができたのと、揚輝荘が作られたのは同じ年代だということが、分かりました。

また丸紅の創業者も、松坂屋の創業者もどちらも伊藤さんというのが、なんとなく気になりました。ありふれた名前なので親戚ではないとは思いますが、どこかで繋がりがあるのでしょうか。

展示されていた図案は、前期のものとはほぼ総入れ替えされていたようでした。同じ作者のものでも、違う図案が展示されていました。

こちらはギャラリーの床面に映し出されていた図案です。とてもきれいな色づかいと大胆な模様でした。

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この日の装い。

それほど暑くはなかったので、着物で出かけました。というか、このギャラリーは着物着用だと、入場料がただになるのです。

ということで、ポリの絽の着物にしました。フリマで3000円で購入したもの。


帯はだいぶ前に相模原の骨董市で見つけたもの。
かなり派手なレインボーカラーなので、もう締めることもないかな、と先月の着物交換会に持参したのですが、どなたのところにもお嫁入りせずに、仕方なくまた私の手元に戻ってきた帯です。


帯の折ジワはなかったことにして下さい。

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「一日一句」

艶やかに 百年前の 着物たち


2023年7月22日土曜日

「さよならの夏」

フォークダンスの練習で、新しい曲を習いました。

この日のメニューです。

前半は外国の曲のおさらいでしたが、後半は新しい日本の曲を習いました。「さよならの夏」です。

森山良子さんが美しい声で歌っている曲です。これを二人で組んで、ワルツで踊ります。

フォークダンスというと、輪になって全員で踊るイメージがありますが、普通のダンスのように二人で組んで踊るものもあるのです。

先生はとても熱心な方で、私達全員がちゃんと踊れるまで、何回も指導して下さいます。

私も足の怪我がだいぶ良くなってきたので、クルクル回るターンも、できるようになりました。


2時間ビッシリと踊って、さすがに疲れました。

秋には、味の素スタジアムでフォークダンスの披露もあるそうです。

コロナのため、味スタでは長いこと踊れませんでしたが、今年の秋には安心して踊りたいものですね。

まだ夏は始まったばかりですが、夏にさよならする頃には、上手に踊れるようになるでしょうか?

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「一日一句」

晩夏には 素敵なワルツ 踊りたい

2023年7月21日金曜日

Nericomed.

「Nericomed」という変わった陶芸の体験教室に参加してきました。

これは木本康太郎さんという若い芸術家の方が考案された技法で、「塗り込める」「練り込む」というような意味を持つ創作言葉のようです。

体験教室の前に、まずは作品をリトルギャラリーで鑑賞しました。

こんな作品が並んでいました。




裏側に模様のあるお皿やカップなどの表面に絵を描き、そこに塗料を塗り、特殊な技法で絵を浮かび上がらせるというスタイルのものでした。

可愛い動物がたくさん描かれていました。

この展示会は7月末まで開催されています。

その後、ワークショップ会場へ。

さて、ワークショップには50人ほどが申し込みました。

私は朝の部に参加しましたが、その回には15人ほどが参加していました。小さな幼児から、その両親、私のようなおじいさん、おばあさんもいました。

土台となる豆皿は、木本さんが事前に制作してくださっていました。波の模様や、キリンの皮膚のような模様、亀甲模様などがありました。

その中から好きな模様を選びます。

私が選んだのはこちら。タイルのような模様です。


ここに好きな絵を描くのですが、私は何も思いつかなかったので、ありふれたお花の絵にしました。

そこに紫色の撥水剤を筆で塗ります。

塗ったところ。それにしても、いびつですね!


これを塗った部分は、化粧土を白く塗っても跳ね返すのです。

塗り終わってしばらく待ち、撥水剤をよく乾かします。

その次に白い化粧土を柄杓(ひしゃく)で掛けて、数秒後に、皿をひっくり返します。この場面は写真を写すヒマがありませんでした。

そして余分な部分をスポンジで拭き取ります。

これは私の手ではありません。小さなお子さんの手を写させてもらいました。

私達がしたのはそこまでで、その後は焼く作業があるそうです。

というので作品と名札を撮影して、係の方に渡しました。

来月には焼き上がるそうです。

参加された方の中には、とても絵がお上手な方や、細かい作業が得意な方、ユニークな発想をされる方もいらっしゃいました。

いっしょに作業した幼児さんのほうが、ずっとお上手でした。

美術や芸術という分野は、やはりその方の生まれ持った特性が現れるものですね。

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「一日一句」

豆皿に 絵を描き遊ぶ 夏休み