2023年7月21日金曜日

Nericomed.

「Nericomed」という変わった陶芸の体験教室に参加してきました。

これは木本康太郎さんという若い芸術家の方が考案された技法で、「塗り込める」「練り込む」というような意味を持つ創作言葉のようです。

体験教室の前に、まずは作品をリトルギャラリーで鑑賞しました。

こんな作品が並んでいました。




裏側に模様のあるお皿やカップなどの表面に絵を描き、そこに塗料を塗り、特殊な技法で絵を浮かび上がらせるというスタイルのものでした。

可愛い動物がたくさん描かれていました。

この展示会は7月末まで開催されています。

その後、ワークショップ会場へ。

さて、ワークショップには50人ほどが申し込みました。

私は朝の部に参加しましたが、その回には15人ほどが参加していました。小さな幼児から、その両親、私のようなおじいさん、おばあさんもいました。

土台となる豆皿は、木本さんが事前に制作してくださっていました。波の模様や、キリンの皮膚のような模様、亀甲模様などがありました。

その中から好きな模様を選びます。

私が選んだのはこちら。タイルのような模様です。


ここに好きな絵を描くのですが、私は何も思いつかなかったので、ありふれたお花の絵にしました。

そこに紫色の撥水剤を筆で塗ります。

塗ったところ。それにしても、いびつですね!


これを塗った部分は、化粧土を白く塗っても跳ね返すのです。

塗り終わってしばらく待ち、撥水剤をよく乾かします。

その次に白い化粧土を柄杓(ひしゃく)で掛けて、数秒後に、皿をひっくり返します。この場面は写真を写すヒマがありませんでした。

そして余分な部分をスポンジで拭き取ります。

これは私の手ではありません。小さなお子さんの手を写させてもらいました。

私達がしたのはそこまでで、その後は焼く作業があるそうです。

というので作品と名札を撮影して、係の方に渡しました。

来月には焼き上がるそうです。

参加された方の中には、とても絵がお上手な方や、細かい作業が得意な方、ユニークな発想をされる方もいらっしゃいました。

いっしょに作業した幼児さんのほうが、ずっとお上手でした。

美術や芸術という分野は、やはりその方の生まれ持った特性が現れるものですね。

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「一日一句」

豆皿に 絵を描き遊ぶ 夏休み


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